大人でも子供でも「アトピー性皮膚炎」で悩まれている方はいらっしゃるかと思いますが、皮膚表面の細菌の異常増殖が原因であるという、研究結果が発表されました。アトピー性皮膚炎 原因は細菌の異常増殖かという記事になっていました。
グループでは、アトピー性皮膚炎を発症する特殊なマウスを使って皮膚の表面を調べたところ、症状が出てくるのと同時に「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2種類の細菌が異常に増えてくるのを突き止めたということです。
アメリカと日本の研究グループが、アメリカの科学雑誌「イミュニティ」の電子版で発表したものだそうです。
「アトピー性皮膚炎はこれまでアレルギー疾患だと考えられてきたが、細菌の異常増殖などが複雑に関係して発症している可能性が出てきた」と研究員のコメントがありました。
抗生物質を投与するとアトピー性皮膚炎がなくなり、投与をやめたところ再発したそうです。皮膚の状態も含めて、複雑な要因が組み合わさって発症するようですが、原因の一つが解明できたということでしょうか。
今後の治療法の開発が期待されます。