白血病の原因となる「がん幹細胞」を死滅させることに成功と発表

A1180 007046

白血病の再発の原因になるとされる「がん幹細胞」を、死滅させることに成功したという発表が行なわれたそうです。がん幹細胞 死滅に成功と発表という記事になっていました。

血液のがん、白血病の再発の原因とされる「がん幹細胞」を、特定の化合物を使って死滅させることに成功したと理化学研究所などのグループが発表しました。

白血病は再発される方も少なくないですよね。その原因とされる「がん幹細胞」の増殖に関係するタンパク質を分析し、働きを抑える化合物が特定されたそうです。

この化合物をヒトのがん幹細胞を移植して白血病になったマウスに毎日、投与したところ、およそ2か月で、血液や、血液が作られる骨髄で、がん幹細胞を死滅させることに成功したとしています。

全ての白血病に効くものではないということですが「急性骨髄性白血病のうち、およそ30%を占める再発率の高いタイプ」の治療に繋がるのでは、とされています。

がん細胞があったとしても、それを増殖させない、という研究なのですね。がん細胞自体を叩くのではなく、周囲から追いつめていくのですね。

「できるだけ早く薬として患者に届けられるよう研究を加速させたい」という研究員のコメントが紹介されていますが、今まさに闘病されている方もいると思いますから、早く治療法として確立されると良いのですが。