日本人女性の平均寿命が85.90歳となり、27年ぶりに世界一の座を明け渡すことになったそうです。日本人女性の平均寿命85.90歳、世界2位に転落–震災や”20代女性の自殺増”でという記事になっていました。
厚生労働省は26日、日本人の平均寿命などをとりまとめた「2011年(平成23年)簡易生命表」を発表した。それによると、2011年の日本人の平均寿命は、女性が85.90歳、男性が79.44歳で、男女ともに前年を下回ったことが分かった。
日本人の平均寿命といえば、なんとなく男女ともに世界一であることが普通のような感覚だったのですが、そういうのはずっと続くものではないのですね。
記事によると「女性は0.40歳、男性は0.11歳下回っており、初めて男女ともに2年連続で下がる結果となった」ということで、特に女性は世界2位に転落しています。
なお、男女ともに1位は香港なのだそうです。
香港男性:80.5歳
香港女性:86.7歳
今回のこの結果には、東日本大震災が影響していると分析されています。
震災による死因を除いた場合の平均寿命は、男性が0.26歳延びた79.70歳、女性が0.34歳延びた86.24歳となり、男性は前年を0.15歳上回るほか、女性はほぼ前年並みとなるという。
若くしてなくなった人も多かったということですね。また「20代女性の自殺率の増加が平均寿命を押し下げた」とも分析されています。
日本人の女性平均寿命 世界一から転落…大震災、自殺などが影響によると、男性の自殺者はここ数年は減少傾向なものの、女性の自殺者が増加傾向にあるのだそうです。
11年の女性10万人当たりの自殺者数は前年比3・3人増の14・9人、25~29歳は同4・1人増の16・3人と、他の年代に比べ増加率が高く、平均寿命を引き下げる方向に働いたとみられる。