トラブルの話が増えてきたレーシックですが、その代わりとなる治療法として注目を集めているものが出てきているそうです。それが「眼内コンタクトレンズ挿入術(ICL)」という手術です。レーシックに代わる新治療!近視・乱視を矯正「眼内レンズ挿入術」という記事になっていました。
専門的には「フェイキックIOC」とも呼ばれる方法で、点眼麻酔をした後3ミリほど角膜の縁を切開し、眼の茶色い部分(紅彩)と水晶体の間にソフトコンタクトレンズのような薄い眼内レンズを移植する。3ミリの縁から細く折りたたまれたレンズを挿入すると、眼内でゆっくり広がる仕組みになっている。
レーシックではレーザーで角膜の削るのですが、今度は角膜にレンズを挿入する手術方法だそうです。目の中に直接、レンズを入れて矯正するという凄い発想ですね。
ホールICLは、北里大学病院眼科の清水公也主任教授が考案したもので、このレンズも海外ではすでに普及しており、施術後7年のデータでは白内障を発症したとの報告はない。
従来の眼内レンズの問題を解決したのが「ホール(穴あき)ICL」という手法ということです。目の中にレンズを入れるなんてレーシック同様に怖いのですが、レーシックよりもトラブルが少ないのが人気の理由なのだとか。
フラップをつくるときに角膜の知覚を司る三叉神経を切断してしまうのでレーシック後はドライアイになりやすく、光の調節が難しく暗いところで見えにくくなる視覚障害を生じる人もいるが、ICLでは三叉神経が温存でき、そういった障害も起こりにくいそうだ。
そうなんですね。しかし「眼内コンタクトレンズ挿入術(ICL)」であれば、レンズを取り出して元の状態に戻すことも可能なのだそうです。そんなこともできるんだ! 目の中にコンタクトレンズを入れ、視力に合わせて調節する‥‥素晴らしい気もしますが、やはり目に雌を入れるのはちょっと怖いです。
ただし、オーダーメイドのレンズを使うので費用がかかることと、8年以上の長期成績が出ていないため、ちょっと注意も必要です。