「早食いは3倍太りやすい」という研究結果

早食いの人は太りやすい可能性…阪大の研究者ら発表という記事より。

満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすいとの研究結果を、大阪大の磯博康氏らの研究チームが22日、専門誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表した。

「満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすい」という研究結果が、大阪大の研究者の手によって発表されています。

30-69歳の日本人3,000人以上に食生活について質問したものです。

男性の約半数、女性では半数をやや上回る人が満腹になるまで食べると答え、男性の約45%、女性の36%が早食いだと答えた。

この結果から「満腹まで食べ、かつ早食いだと答えた人は、満腹になるまで食べないし早食いでもないと答えた人に比べ、太っている確率が3倍高かった」ということが明らかになったそうです。

つまり‥‥

・満腹まで早食い
・満腹まで食べない早食いしない

この両者で比べると、太っている確率が3倍だということです。

よく「腹八分目」なんて言葉を聞きますが、満腹というのはちょっと食べ過ぎな状態なのかもしれませんね。

しかも早食いだと、満腹中枢が刺激されるまでに、さらに食べ過ぎてしまうということもあるのでしょう。

とはいえ、定食とか、そもそもの量が決まっていると「もったいない」で食べ過ぎてしまうこともあるんですよねぇ。

ファストフードの利用や規則的な食習慣の欠如も問題を悪化させる一因になり得るとしている。

ゆっくりよく噛んで、を心がけたいものです。

この研究は「食事の内容や量だけでなく食べ方が肥満の増加につながる可能性を浮き彫りにした」と記事。

まあ、早食いしても身体にはあまり良いことはない、ってことかもしれませんね。

人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書)

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