Google Japan Blog: 全ての検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」というメッセージが表示された件についてというエントリーより。
日本時間 1 月 31 日 23 時 30 分から 2 月 1 日 0 時 25 分の間に表示された全ての検索結果において「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」というメッセージが表示されていました。単純な人的ミスが原因です。
わずか時間ではあったようですが、週末にGoogleで検索すると全ての検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」というメッセージが表示されるというトラブルが発生しました。
Google では、ユーザーに対して損害を与える可能性のあるソフトウェアを密かにインストールする可能性のあるページが検索結果にあらわれた場合、「このサイトはコンピューターに損害を与える可能性があります。」というメッセージを付与しています。
ユーザを保護するために表示されるものなのですが、人為的なミスにより「/」というパターンが誤って混入したことから、全てのURLがパターンにマッチしてしまうという事態になっていたそうです。
すぐに問題は修正され、今は解消されています。
なお、このフィルタを利用している「Gmail」でも、問題が発生したとのことです。
▼Google Japan Blog: Gmail 迷惑メールフィルタの問題について
昨日の深夜、Google のマルウェアフィルタに問題が発生しました。Gmail の迷惑メールフィルタエンジンもこのフィルタを(その他数百のロジックと共に)ユーザをマルウェアから守るために利用しており、そのために日本時間 1 月 31 日 23:00 から 2 月 1 日 1:00 の間、一部のメールを誤って「迷惑メール」と判定してしまいました。
「受信トレイ」に戻す作業も行われてたようですが、利用している人は確認してみてください。
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▼グーグル検索結果すべて「コンピュータに損害を与える可能性あり」、原因は人為的ミス
Googleの説明に対し、StopBadware.orgから抗議があった。StopBadware.orgによると、同団体がGoogleに提出したリストが問題を引き起こしたわけではないという。StopBadware.orgはGoogleと共同で問題のあるサイトについてチェックし、Google自身がそのサイトを「悪意があるもの」と分類しているからだというのがその理由だ。