WH-1000XM5やAirPods Maxなど様々なノイズキャンセリングヘッドホンの性能を地下鉄やタイムズスクエアなどでテストした動画が公開される

Anc test

The Vergeが、様々なノイズキャンセリングヘッドホンの性能をテストした動画を公開していました。We sent the top ANC headphones to a lab to test their noise-canceling abilitiesという記事です。

Bose QC1、Apple AirPods Max、Bose Noise Cancelling 700、Bose QuietComfort 45、Sony WH-1000XM5でテストを実施。ノイズキャンセリングヘッドホンの“ノイキャン”性能の比較は、かなり興味深いです。

ノイキャンヘッドホンを比較するテスト

実験ではノイマンのKU 100ダミーヘッドマイクに、それぞれのノイズキャンセリングヘッドホンをかぶせて実施しています。

KU 100は、人間の頭部を模したバイノーラル・ステレオ・マイクで、両耳にそれぞれマイクが組み込まれています。日本円だと140万円くらいする高価なマイクです。

このKU 100を連れて、地下鉄やタイムズスクエア、そして最先端のスタジオで行われたテストの様子を収めた動画がこちらです。サクッとチェックしたい人はコチラも。

ミシガン州にあるヘッドアコースティックスという音響振動分析を専門とするテスト施設で客観的にテストし、周波数減衰、ラウドネスレベル低減、スピーチ明瞭度などのデータを比較したところ、最も優秀な数値だったのは、ソニーの「WH-1000XM5」でした。

僅差の2位はAppleの「AirPods Max」で、低周波数帯域で効率的にノイズキャンセリングするため、飛行機の機内ノイズに特によく対応したそうです。

なお、あらゆるノイズ環境下でのオーディオ再生の音声品質に関しては「AirPods Max」が最も優れており、毎日の通勤でポッドキャストやオーディオブックを聴くなら「AirPods Maxが最適かもしれない」とThe Vergeではしています。

ノイズキャンセリング性能だけでなく、デザインなど複合的な要因から選ばれるものだと思いますが、こうした客観的な試験の結果はヘッドホン選びの参考になりますね。

それにしても「AirPods Max」がそんなに優秀だったとは。