予想最高気温35度の夏のイベントに参加するので自分を冷却するためにネックファンを購入していたのですが、届いたので試してみました。
涼しいの? 涼しくないの? そもそもちゃんと送風されてるの!? ファーストインプレッションをお届けします!
追記:ペルチェ素子の冷却プレート搭載タイプを試してみましたが良いです → 【レビュー】ネッククーラーは本当に冷たいの?ペルチェ素子の冷却プレート搭載のおすすめモデルを試す
追記:2023年はペルチェ素子の冷却プレートが搭載されたモデルも安くなっています。熱中症対策で購入するならそちらがオススメです → 2023年に主流になっているペルチェ素子で冷える冷却プレート搭載のネックファンが2,000円オフクーポンで2,980円になっていたので買ってみた
ネックファンてこういうもの
例えばAmazonで「ネックファン」と検索すると分かりますが、価格もデザインもピンからキリまであります。
信頼できるメーカーなども分からないので(中国メーカーが乱立している)、ぼくは風が出て安ければ万々歳だなくらいの心づもりで、3,000円弱のものを購入しました。
来年になったらこんなタイプのネックファンはダイソーで1,000円くらいで売っているかもしれませんしね。
さて、届いたのがこちらの製品です。いろいろ見た中ではデザインも悪くないかな、と思ったものです。
ちゃんとした箱に入っていて、充電するためのUSB-Cケーブルも同梱されていました。
上から見たところ。穴が空いているところから空気が吹き出します。サイドだけでなく、首の後ろも含めて全体的に送風口があります。
吸気のためのファンはここにあります。髪の毛が長い人が使うと、毛先をここから巻き込んでしまう可能性もあるかもしれません。注意が必要です。
電源ボタンは横についています。1回押すごとに風力が強くなります。風の強さは弱・中・強の3段階です。4回目のプッシュで止まります。
電源ボタンの横にある穴は、充電時は赤く点灯します。満充電になると消灯します。
充電はUSB-Cです(USB-Cケーブルも付属します)。
ネックファンを装着したところ
ネックファンは首の後ろから挟み込むように装着します。頭の上からだと、広げるのが大変かもしれません。
なんとなくヘッドホンをしているように‥‥見えませんかね?
かつてはハンディファンを持っている人を珍しく感じたものですが、今では当たり前の光景になりました。似た感じで、ネックファンも今は珍しいですが、いずれ普通に使われるようになる気がします。
後ろから見たところ。
斜め後ろから見たところ。後ろから見たところは「ヘッドホンしてるのかな?」という感じに見えるような気がします。
ネックファンを使ってみた感想
昼にエアコンをつけずにキッチンで2〜3時間くらい料理をしながら、届いたばかりのネックファンを使ってみました(天気予報では最高気温37度の日)。使い勝手としては、首周りの扇風機です。
エアコンではないので、暑ければそれなりに暑い風が送風されてきます。身体がグッと冷えるという感じはありません。ただ個人的な感触としては、あるとないとでは、暑さの感じ方も違うのでは、と思いました。
エアコンのついていない部屋の中では風量が弱では無力です。そよそよという感じ。中でまずまず、強ならかなり風を感じますが、バッテリーの持ちとモーター音とのトレードオフになります。
ここで動画をご覧ください。
ネックファン🌬 pic.twitter.com/Mzch8mPw0c
— コグレマサト|Blog 20th year🪬 (@kogure) August 9, 2022
中・強にすれば、そこそこの風だというのが分かるでしょうか。
ちなみに1人で使っている分には、中でも強でも音はそんなに気にはなりません。耳元で鳴ってますが、慣れてしまう感じです。サッカーのスタジアムのようなところなら音は気にならないでしょう。
ベランダにも出ましたが、日向と日陰でも、体感する風の温度はぜんぜん違います。直射日光を浴びるような場所で使うものではありません。
ネックファンをつけているときと、そうでないときだと、常に風が吹いているかそうでないかという違いがあるので、やはり暑さの感じ方が違うのです。過度な期待をしなければ、これはこれで有用なのではないかと思います。
もし身体を空冷したいとなれば、空調服を使うのが正解でしょう。
顔の温度を測定してみた
実際にどのくらいの効果があるのか数字で見えたほうが良いと思い、こういうの(赤外線温度計)を使って身体の表面の温度を計測してみました。
まず風があたっていない顔周り(ほっぺやおでこなど)を測定すると、だいたい35度台です。
続いて風があたっているあご周りを測定すると、31度台です。あごの下や首の後ろなど、風があたっている場所を測定するといずれも31度台でした。
コグレ調べでは、ネックファンで送風されている部分は概ね4度くらい身体の表面温度が下げられていることが分かりました。この4度を大きいとみるか、少ないとみるか?
少なくともぼくは、ネックファンを止めると空気が止まって暑くなると感じました。ネックファンはものすごく威力があるわけではないと思いますが、少なくとも顔周りの空気は循環させているように感じます。
今回はイベントの店の売り子としてネックファンを使うことを想定しているのですが、空気が停滞すると予想されるテントの中では、顔周りだけでも空気が循環すると、体感温度も下がるのではないかという希望的観測を持っています。そもそも3,000円しない装置ですし、過度な期待はしていません。
空調服は大げさですし、洗濯も必要です。とりあえず顔周りだけで良い、そして手軽さを考えればネックファンというのは一つの選択肢となってきます。最初にも書きましたが、ネックファンは首周りの扇風機です。
当たり前ですが、エアコンの効いた部屋で強で使うと思いっきり首元は冷えます。周囲の環境に依存する扇風機でもあります。
屋外イベントで試してみた
真夏の屋外イベントで試したのですが、折しも強風の日で、残念ながら「ネックファン」がなくても大丈夫そう‥‥だったのですが、それでもやはり使用していると首元の涼しさは感じました。
強風で試したところ3〜4時間くらいのところでバッテリー切れしたのですが「あ、風が吹かなくなった」と気づくくらいではありました。個人的には効果ありの気がしていますが、改めて風のない暑い日に試してみたいと思います。
↓ぼくが購入したネックファン
ペルチェ素子で冷却するタイプ
ちなみに今年はペルチェ素子で冷却できるネックファンが流行っているのですが、友人が使っているこれはなかなか冷えるそうです。
ペルチェ素子の冷却がどこまでのものか分からなかったので手を出しませんでしたが、実際に使った人が冷えるといってるものなら次は購入してみたいなと思っています。