名古屋が藤田獲得を発表しました。
名古屋は5日、磐田から元日本代表MF藤田俊哉(33)を獲得したと発表した。今季の藤田は磐田で出場機会が減り、名古屋や浦和などが獲得に乗り出していた。
本人が家族に近い浦和レッが移籍を希望しているということもあり、十中八九、藤田俊哉選手の浦和移籍は決まったと思っていたのですが、思わぬところでどんでん返しが。
主力外国人選手が抜けた名古屋が、必死に動き、推定移籍金1億2,000万円、推定年俸1億円で藤田俊哉選手を獲得しました。
確かに浦和レッズにとっても経験豊富でなおかつポジション的に手薄なトップしたの選手は欲しかったところですが、三菱から独立して経営をはじめた今、なおかつ藤田選手の選手生命も加味すれば、これだけの金額は支払えないというフロントの判断は正しかったでしょう。
是が非でも欲しかった名古屋と、できれば欲しかった浦和の違いです。
ただ、藤田俊哉選手本人は浦和移籍を希望していたそうで、藤田 名古屋へ移籍 2年契約背番号10に書かれている、
本人は浦和入りを希望。しかしクラブは残留か、移籍金の提示額が最も高かった名古屋移籍のどちらかを5日までに決めるよう本人に通告していた
というのを読むと、切なくなってしまいます。
クラブとしては高い金額で選手を売るのは当然ですが、ジュビロ磐田の功労者である藤田俊哉選手本人が希望していないクラブであっても「悩んだがチームと自分の将来を考え、新しい挑戦を決断すべきと思った」としなければならなかったその心中いかばかりか。
名古屋で頑張ってください。なんて言いません。もう“敵”ですから。