名門クラブに降ってわいた“今季限り”の仰天情報という記事より。
「日産自動車が横浜Mの株式の93%を保有しており、実質的オーナー企業です。その日産が業績悪化で横浜Mの保有株式を33%以下に引き下げ、経営権を手放すことも考えているが、なかなかアテもない。そこで同じ横浜市を本拠にしている横浜FCの親会社L社と折衝するようになった」
日産自動車、横浜FMから今季限りで撤退かというサポティスタで知ったこのネタ。なんと横浜をホームタウンとする、横浜Fマリノスと横浜FCが合併という衝撃的な噂です。
もともと横浜Fマリノス自体、横浜フリューゲルスを吸収しています。FはフリューゲルスのFな訳ですね。
横浜フリューゲルス – Wikipediaを紐解きますと、次のように。
出資会社の一つであった佐藤工業が本業の経営不振(後に経営破綻)のためチーム運営からの撤退を表明し、もう一つの出資会社の全日空も単独でチームを支える余力がなかった(当時は国際線の急激な展開が失敗したことなどから、赤字に陥っていた)ことが原因であった。
そして、横浜フリューゲルスは横浜マリノスに吸収合併されることになったのでした(最後の天皇杯で優勝を果たしました)。
その後、横浜フリューゲルス存続を願うサポーターたちにより、横浜FCが設立され、J1昇格を果たすまでになりました(現在はJ2)。
そして再び、横浜フリューゲルスを吸収合併した横浜Fマリノスと、横浜フリューゲルスのサポーターによって設立された横浜FCが合併するという噂が出てきました。
業績悪化により横浜Fマリノスの親会社である日産としては、共同経営者を探している、というのが現状のようです。真偽は不明ではありますが、火のないところに煙は立たない‥‥ですしね。
「ホンダはF1撤退で年間200億円のレース運営費用が浮いた。日産の横浜Mへの支援金は10分の1にも満たないとはいえ、役員会では“伝統ある日産野球部も今年中の解散が決定済み。サッカーも見切りをつけて業績回復を最優先すべき”といった意見も相次ぎ、大勢は“横浜Mは今季限り”に傾きつつある」
親会社からの援助に頼らず、身の丈運営ができていなければならないとは思うのですが。そうでないと親会社の業績に翻弄されてしまうことになります。
余談ですが、もともと神奈川県はクラブが多いですね。ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、川崎フロンターレ、横浜フリューゲルス(吸収合併)、横浜マリノス(現横浜Fマリノス)、横浜FCと。
そういえば東京ヴェルディの経営問題はその後、どうなっているんでしょうね‥‥。
いずれにせよ、ライバルクラブとの合併というのは、サポーターにしてみれば非常に辛い話ではあります。身を切る思いですね。