ヒヤヒヤ鹿島 国士大にPK勝ちがやっと…天皇杯という記事より。
連覇を狙う鹿島が国士舘大と対戦し、2―2で突入したPK戦を3―0で制する辛勝で5回戦へ進出した。前半39分、FW高橋大(21)に先制点を許すと、大学生相手に一度もリードを奪えず、追いつくのがやっと。勝利は収めたが、鹿島サポーターから無視されるなど、赤っ恥をかかされた。
天皇杯で鹿島アントラーズが国士舘大にPK戦まで追いつめられたというのは知っていたのですが、2-2の結果を見て驚きです。
0-0でPKかと思ったら、鹿島アントラーズが国士館大から2点も奪われていたのですね。しかも、先制されるという展開でした。
昨季J1王者で、現在もリーグ首位に立つトップクラブが、大学生相手にPK戦の末に勝利するのがやっと。
試合終了後、鹿島サポーターは「国士舘」コールをしたということです。PKまでもつれ込むとは国士館大、恐るべし。
岩政は次のようにコメントしています。
守備から入りたいところで、相手がクリアしてくるので前から行けずにいる。後ろから組み立てる部分で、(小笠原)満男さんがいなくなってから露呈した。タッチ数も多いし、距離も遠い。距離が遠いからタッチ数が多いのかもしれないが、それはわからない。
Jリーグでは首位に立ちますが、ここのところ足踏みも続いています。小笠原がいないというのは、かなり大きいのでしょうね。
明日は我が身といいますか、今日は愛媛と戦う浦和レッズなのですが、昨年は見事に負けていますので、気を引き締めていきたいと思います。
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普段は選手を批判しないオリヴェイラ監督も「ピッチに立った人の中で数人、集中力とアグレッシブさに欠けた選手がいて残念だった」と振り返った。
国士舘大は流れの中から2点を取ったが、鹿島はFKからとPKで得点するのがやっとだった。
「情けない試合。この試合でやりづらいといっていたら、鹿島のユニホームは着ていられない」とDF岩政。
慣れない延長戦では息切れしてシュートさえ打てなかったが、守備陣は最後まで集中力が切れなかった。天野は「自分たちのサッカーをやることが一番」と誇らしげに話した。
左サイドバックの天野は、鹿島の日本代表DF内田と静岡選抜で一緒にプレーした経験がある。この日は対峙する形となり、「正直勝ちたかった」と悔しさこそ口に出したが、「決定的な仕事はさせなかったと思う」と笑顔で振り返った。
ゲームキャプテンの武岡は「勝つチャンスがあったのでもったいない」と悔やみ、細田監督は「肉体的、精神的にあれが限界だった」と選手たちをねぎらった。
PK戦では細田監督が「精神的にも肉体的にも限界だった」と振り返るように3本連続で止められて敗退したが、大健闘にスタンドからは大きな拍手が送られた。