柳沢、移籍志願…10冠区切りに鹿島“卒業”という記事より。
「鹿島卒業」の意味合いが強い。96年に入団後、エースとして君臨してきた。03年からセリエAのサンプドリア、メッシーナへ渡ったが、06年3月に復帰。今季は主将、選手会長としてリーグ制覇に貢献した。
鹿島アントーズの柳沢敦が、移籍を志願しています。1996年の入団から10年、今シーズンは区切りとなる10冠を獲得しました。
途中、イタリアのメッシーナに移籍しましたが、それ以外はアントラーズ一筋でした。そんな柳沢も30歳となりましたが、若手の台頭もあり出場機会が減りました。
次のように語っています。
「選手としても人間としてもこの先、成長していくために、とても悲しいことだけれども(移籍を)選択しないといけない。苦渋の決断をしないといけない時が来た」
世代交代というのはどのクラブチームにもつきもので、構想から外れていくベテラン選手が出てくるのは仕方ないところです。
そしてベテランは出場機会を求め、移籍していく。チームの顔だった選手が移籍することほど、悲しいことはありません。
しかし「オリヴェイラ監督は来季も世代交代を推し進める方針」となると、本人が希望する先発出場は難しくなるでしょう。
現在、他クラブからのオファーは届いてないが、移籍先は「こだわりはなく、オファーを待ちたい」と話した。
来シーズンはACLがあるので、クラブとしては全力で引き留める意向だということですが、柳沢の決心は固そうです。
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クラブ側は当然、引き留める方針だが「(移籍先の)地域にこだわりはない」と話す本人の移籍の意志は固い。すでに、数チームが獲得に興味を示しており、柳沢の今後の動向が注目される。