昨今の「恵方巻」ブームの仕掛け人はセブンイレブンの野田靜眞さんで広島発だった!

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ここ5〜6年くらいですかねぇ、節分に「恵方巻」を食べるようになったのは。もちろん、自分が子供の頃にはなかった風習です。

コンビニ発だというのはなんとなく気付いていましたが、2009年のこの記事を読んだら、どのコンビニの誰が仕掛けたか、まで分かってしまいました!

節分を前に話題になっていた、予約殺到のコンビニ「恵方巻」の意外な仕掛け人を発見! 商品化に至った理由とは?という記事です。

広島市の中心街にほど近い、中区舟入地区のコンビニ経営者から聞いたその名前をきっかけに、ここ数年抱いていた「恵方巻の謎」はいっきに氷解した。江戸から明治にかけて関西の風習だった「恵方巻」が、なぜ今、全国的にこれほどまでに生活の中に入り込んでいるのか。それが知りたくて調べてみた。その答えが「野田さん」だった。

1989年に広島県のセブンイレブンの一部店舗で販売されたのが最初なのですが、このアイデアを出したのが、現在はセブンイレブンの執行役員を務める野田靜眞さんなのだそうです。

当時、29歳で広島市の加盟店を担当していた野田靜眞さんは、加盟店オーナーとの会話で「大阪には節分に恵方巻を食べる風習がある」と知り「恵方巻」を仕掛けてみたのだとか。

商品本部には、「切れてない太巻き」と説明して発注した。まだ「恵方巻」という商品名があったわけではない。店頭では「切れてない太巻き」を、「恵方巻という風習があるんですけど、ご存じですか? 今年の恵方は~」と声をかけて売った。

当時の注文方法は「切れてない太巻き」ですって!

これがスタートで、野田さんの担当エリアの広がりと共に「恵方巻」は広がったそうです。そして1998年、セブンイレブンが全国販売を開始し、他社も追随することになりました。

昨今の「恵方巻」ブームには、そんなストーリーがあったのですねぇ。こうしてきちんと情報が残っているのは面白いですね。

そして、そもそもの「恵方巻」ですが、起源・発祥は諸説あるそうです。

恵方巻 – Wikipedia

大阪船場の旦那衆が節分の日に行っていた、遊女に巻きずしを「丸かぶり」させるお大尽遊び(花魁遊び)を元とする説

こんな説もあるのですね!

「恵方巻」は「丸かぶり寿司」とも呼ばれます。