ぼくは「コンビーフ」好きを自認しているのですが、これまで「コンビーフ」の「コン」については真剣に考えたことがありませんでした。
「コンビーフ」の「コン」て何なのか!?
どうしてこんなことを改めて考えたかというと、和ぎゅ~っと詰まった缶動いかが?ノザキのコンビーフという記事を読んだからなのです。
「ノザキのコンビーフ 金ラベル」というのがあるらしいのですが‥‥
発売元の川商フーズによると、「ギフト用などに高級感のあるコンビーフがほしいというご要望もあり、2003年に発売しました。和牛を使用し、豪州牛の従来品より油脂、カロリーは少なく、ひと缶ひと缶手詰めのため、肉のうまみと食感をより楽しんでいただけます」。
なるほど。和牛でうまそうですね。
で、姉妹品には馬肉も混ぜた「ニューコンミート(旧:ニューコンビーフ)」がありまして‥‥とかやっていたら「牛の体にとうもろこしは合わない」の話を思い出してしまったのです。
あれも確か「コーンなんとかビーフ」であり、コーンの魔の手(?)はここまで!? と思って確認したたら「corn-fed beef」でした。
で、コンビーフ – Wikipediaを見たら、
本来は、船などで保存食料として使うための粗塩(corn)で塩漬けにした牛肉のことを言う。日本では一般に缶詰であり、塩漬けした牛肉を高温高圧で加熱してほぐし、フレーク状にした後、牛脂で固めたものである。
とありまして、これはもう見事な勘カンかん‥‥「コン違い」だったという訳で。お後がよろしいようで。
※corn=粗塩の解説は以下にありました。cornはもともと粒のことなのだそうですよ。アメリカではトウモロコシ、イギリスでは麦を指すそうです。
では戻ってcorned beefですが、この場合のcornは「粒」は「粒」でも「塩粒」のことです。つまり、「塩(の粒)でつけた牛肉」のことなのです。今は、あまり粒の大きな塩を見ることはありませんので、麦やトウモロコシの粒と同じような塩の粒は思い浮かべられないかもしれませんが、cornは「塩」でもあるのです。