独の「パルメザン」は違法…チーズ紛争で欧州司法裁という記事より。
ルクセンブルクの欧州司法裁判所は26日、ドイツ産の粉チーズが「パルメザン」の呼称で流通しているのは違法だとして欧州連合(EU)欧州委員会が起こした訴訟で、同チーズの国際流通などを禁じる判決を下した。
「パルメザンチーズ」と呼べるのはイタリア北部パルマ周辺で生産するチーズのみとして、ドイツ産の粉チーズが「パルメザン」の呼称で流通するのを禁じる判決が出ています。
裁判でドイツ政府は「数百年前からドイツでは粉チーズは『パルメザン』の名前で流通している」と主張したが、判決はイタリア産を「正統」と認めた。
「パルメザンチーズ」と呼ぶからには、確かにパルマて生産されるチーズな訳ですが、粉チーズ=パルメザンチーズみたいなイメージが強いですよね。
スーパーで確認したら、日本で最もメジャーなクラフトのパルメザンチーズは、原産国がアメリカになっていました。
パルミジャーノ・レッジャーノ – Wikipediaを見ると、
パルメザンチーズはアメリカ合衆国や日本、アルゼンチンなどでも生産されている。ただし、パルミジャーノ・レッジャーノのDOP規格からは外れているためEU諸国ではパルメザンチーズを名乗ることはできない。
ということで、今回の判決はヨーロッパに流通する「パルメザンチーズ」のお話ということでした。
ああ、ミートソースのスパゲティを食べたくなってきましたよ。