業界初となる小麦麺を使った「らーめん缶」が、2024年10月に発売されました。過去にこんにゃく麺を使用した「ラーメン缶」は食べたことがありますが、業界初ですから、小麦麺の「らーめん缶」は今回初です。
調理不要でそのまま食べられる、湯煎すると美味しい、常温で3年保管可能という、まさに防災用品としてもうってつけだと考えられる、小麦麺の「らーめん缶」を食べてみたレビューです!
※レビュー用に商品を提供して頂きました。
「らーめん缶」とは
業務用麺類製造業を行う株式会社丸山製麺が企画・運営する冷凍ラーメンの自販機ブランド「ヌードルツアーズ」から、今回の業界初となる小麦麺を使った「らーめん缶」は発売されました。
「らーめん缶」には以下のような特徴があります。
1. 製麺所の作る本格小麦麺を使用
独自の製法で開発した、スープに浸っていても伸びにくい麺を採用(今までのラーメン缶はこんにゃく麺が主流だった)。
2. 常温で3年保存可能・即食可能
常温のまま実食可能で、備蓄食にもなる(湯煎するとより美味しい)。
3. 自販機での展開が可能
「らーめん缶」は飲料自販機に納入可能なサイズで、保温販売に対応予定。
「らーめん缶」食べた感想
それでは「らーめん缶」を食べた感想をレビューします!
「らーめん缶」の正面です。
製麺所特製の麺入りをアピール。
原材料をチェックすると、ラーメンスープは醤油タレやガラスープなど、一般的な醤油ラーメンだと思います。気になるのは麺で、植物性たん白、小麦粉、食塩となっています。
伸びにくいのは何か特別な原材料が入っているのかと思いきや、意外にも普通でした。このあたりは製麺所のノウハウが隠されているのでしょうね。
「おいしい召し上がり方」として、そのまま食べられるけれども湯煎がおすすめだと書かれています。鍋などで沸騰させたお湯に缶ごと入れ、火を止めたあと10〜15分くらい温めれば良いそうです。
とはいえ、そのままでも食べられるということなので、まずは缶を開けた状態で食べてみたいと思います。
缶はパッカンスタイルです。開けるのはむずかしくありません。
パッカンすると麺が出てくるのですが、想像以上に普通の麺に驚きました。太くて角のある二郎系の麺のようだな、という印象です。
うどんのようにも見えますが、これは確かに小麦麺です。凄い。
まずは冷たい状態で麺を食べると、ぽわんとした食感があります。不思議な触感ですが、味は確かに小麦麺です。スープも常温のためか、少し角があるような味わい。
このままだと具材が分からないので、皿にあけます。
小麦麺!
チャーシュー!
メンマとネギ!
冷めた状態なので、脂が固まっていました。また、缶の中にも脂が残っていたので、より美味しく食べるには、缶ごと湯煎するのが正解です。
さて、このまま食べようと思えば食べられるのですが、せっかくなので、より美味しく食べたいもの。既に皿に開けてしまったので、湯煎ではなくIHで温めて食べました。
すると、麺はぽわんとした食感はなくなり、普通の小麦麺らしく食べられます。スープも温めたほうが美味しいのは言わずもがな。メンマもシャキッとしているし、チャーシューも嬉しい。
やはり、冷めたラーメンより、温かいラーメンのほうが美味しいのは当たり前でしたね!
「らーめん缶」感想まとめ
価格をチェックすると、24缶入りが15,552円です。1缶あたり648円。決して安くはなく、常食するというよりは、やはり保存食とするのが向いているのかな、と思います。
火を起こすことができれば温かいラーメンを食べられ、これは緊急時の心細いときには、身も心もホッとすると思います。
キャンプの装備にお守りとして入れておいても良いと思いました。保存期間も3年と長めですからね。
保存食メインと思いますが、寒い日にお腹を減らして歩いてたどり着いた場所の自動販売機のホットに「らーめん缶」があったら神々しいだろうなぁ。
あ、割り箸は用意してくださいね!
ごちそうさま!!!!
「らーめん缶」カロリーと炭水化物
「らーめん缶」のカロリーは85kcal、炭水化物は12.0g、食塩相当量は4.0gです。内容量は250gです。