漫才師の内海桂子さんが、2020年8月22日に死去していたことが発表されました。97歳でした。所属事務所であるマセキ芸能社が「弊社所属 内海桂子に関するご報告」として発表しています。
弊社所属の内海桂子が2020年8月22日23時39分、多臓器不全のため永眠いたしました。(享年97歳)
ここに生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに謹んでお知らせ申し上げます。
既に、通夜及び葬儀は、近親者のみで執り行っているということです。
「内海桂子・好江」として活躍されたのはよく覚えてますし、内海好江さんが1997年に亡くなってからはピン芸人として活動するかたわら、漫才協会の会長も務め若手の育成に尽力しました。
漫才コンビ「ナイツ」の師匠でもありますし「ウッチャンナンチャン」に漫才転向を進めたのも、内海桂子さんだったそうです。「ウッチャンナンチャン」はマセキ芸能社に所属しています。
晩年はTwitterでツイートもしていました。最後のツイートは次のようなものでした。
じわじわとコロナ騒動のしわ寄せがきて今や殆どのお店が閉まっている。近所の小さい店は閉めろと言われても日常の生活費が入らなくなるとかたくなに商売を続けていたが一つ抜け二つ抜けとなっている。本当にどうやって暮らしを立てていくのだろう。まだまだ色んな手当てに届かない小さな店が沢山ある。
— 内海桂子 (@utumikeiko) April 14, 2020
内海桂子師匠、97歳大往生 夫らに見送られ旅立ち…芸歴81年「桂子・好江」で女流漫才の草分けによると、Twitterは夫が師匠の言葉を聞いてツイートしていたのですが、その夫が4月15日に脳出血で倒れてしまったため、ここでツイートがストップしていたということです。
その夫も回復し、密葬の準備ができたそうです。
97歳。大往生ですね。心よりご冥福をお祈りいたします。
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97年に内海好江さんが亡くなってからは決まった相方をもたず、三味線を手に都々逸などをまじえた音曲と漫談を披露。東京・浅草東洋館の舞台に立った。
▼漫才界の大御所 内海桂子さん死去 97歳 | おくやみ | NHKニュース
24歳年下の夫の助けを借りながら投稿してきたツイートの内容は、身の回りの出来事から、テレビ番組などの感想、みずからの波乱万丈の人生を織り込んだものなど多岐にわたり、ことし1月に体調を崩して入院して以降も新型コロナウイルスの感染の拡大を心配する投稿などを行っていました。