「ぶらり途中下車の旅」のナレーションや、アニメ「ヤッターマン」のドクロベエの声優として知られる滝口順平氏が、胃ガンで死去しました。80歳でした。
先週末の「ぶらり途中下車の旅」を見た時に、ナレーションがマスオさんだったので「おや?」と思ったら「今は夏休みらしい」とツイッターで教えて頂きました。
が、実は闘病中だったのですね‥‥。
ぶらり-&ドクロベエの滝口順平さん死去によると、
「ぶらり-」の958回目、7月30日放送分の収録を最後に体調不良で休養。TBS系「ぴったんこカン★カン」(金曜午後7時56分)にも出演しており、両局には「必ず体調を整えて戻ります」と現場復帰への強い意欲を口にしていたという。
とのことでした。
もちろんドクロベエは子どもの頃に見てましたし、大人になってからは「ぶらり途中下車の旅」もかなり見ていたので、寂しいですね‥‥。
日本テレビもTBSも「代役の方で続けながら、後任が決まれば発表します」ということです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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TBSの放送劇団出身。56年に「カウボーイGメン」で声を担当し、外国ドラマ吹き替えの草分けだった。アニメ「ヤッターマン」のドクロベエ役などで人気に。92年からは日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」でナレーションを担当した。
同番組の総合演出を務める同局の佐藤一氏は「滝口さんあっての『ぶらり途中下車の旅』だっただけに、残念でなりません。最後まで番組のことを愛して、ナレーションをしてくださいました。『1000回まで頑張らなくちゃね』と話しておられたのに、本当に残念です」とコメント。
アニメ「ヤッターマン」のドクロベエ役が有名。他に「ルパン三世」など数多くのテレビアニメをはじめ、テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」で声優を務めた。日本テレビ系「ぶらり途中下車の旅」では、平成4年10月の番組開始時から今年7月まで計958回にわたりナレーションを担当した。
滝口さんは50年代から海外ドラマや外国映画の吹き替えなどを行ってきた、声優界の草分け的存在で、「ぶらり途中下車の旅」のナレーションも、放送が始まった92年10月3日から958回行っていた。
「ぶらり…」は番組開始の92年10月からナレーション。「おやおや、こんなところで」の名調子で親しまれ、今年7月30日放送分が最後で合計958回出演した。