テレビ番組の司会などで活躍した元タレントの上岡龍太郎さんが、2023年5月19日に死去していたことが分かりました。肺がんと間質性肺炎で亡くなったということです。81歳でした。
元タレントの上岡龍太郎さん 死去 81歳 関西を中心に活躍という記事になっていました。
テレビ番組の司会などで関西を中心に活躍した、元タレントの上岡龍太郎さんが、肺がんと間質性肺炎のため、大阪府内の病院で5月19日に亡くなりました。81歳でした。
上岡龍太郎さん、死去
上岡龍太郎さんが芸能界を引退したのは2000年のことでした。だから、ぼくが上岡龍太郎さんをテレビで見ていたのティーンエイジャーの頃ということになります。
まだぼくには上岡龍太郎さんの才能や話術は理解できず、理屈っぽい、偏屈なおじさんだな‥‥とテレビで見ていたような記憶しかありません。
だから2000年に芸能界引退したあとも、きっと芸能界復帰するのだろうと思っていたのです。やっぱり戻ってきたと思う日がくると思っていたのですが、そのまま表舞台に姿を見せることはほとんどありませんでした。
これには本当に驚きました。まだまだやれるという、未練はないのだろうか、と。
そして、この訃報に際して上岡龍太郎さんの息子で映画監督の小林聖太郎さんが次のようにコメントをしているのを読みました。
「昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟しておりました」ということで、ぼくの母も肺がんだったのでいろいと思うところがありますが、延命を求めていないというのに、とても潔さというか“らしさ”を感じました。
息子さんの評価も「弱みを見せず格好つけて口先三寸……」と。
生きている以上は、全く後悔がないということも、ないと思うのです。でも、そういう姿は一切見せることなく、風のように芸能界から、そして人生からも去っていった‥‥ように感じました。
心よりご冥福をお祈りいたします。