R-D1に限らず、ぼくが積極的に、そしてごく自然にRAWモードで撮影するようになった理由はいったい何だったのだろうか。そのあたりを少し考えてみたら、いくつかの理由(原因)がわかってきた。
RAWモードで撮影すると、現像処理が面倒なので、ほとんどJPEGモードで撮影していた筆者が、「 でも最近、ふと気づいてみれば、どうしたわけか街角スナップでもRAWモードを選んで撮影していることが多い」ということで、なぜなのか、を自分で考えています。RAWモードで撮影しない理由として、RAW現像処理するのが面倒、というのは非常によく分かる気がします。
・大容量のメモリーカードが安くなって入手しやすくなった → 容量を気にせずに撮影できるようになってきた
・撮影後の現像処理時にある程度の露出補正やコントラスト、シャープネスをコントロールできる
面倒くさいはずだったRAW現像処理が、実は良い、ということなんだそうです。
とにもかくにもRAWモードで撮影をしておけば、撮影する時は露出やコントラストなどをこまごまと考えなくてもよくなり、その分構図やシャッターチャンスだけに神経を集中させてバシバシと写せる。
この筆者はとにかくバシバシと写す撮影スタイルで、そのためには後から調整できた方が便利、ということのようです。
写したあとで画像を選び、よく見ながら画像調整を行って、最終的な「作品」に仕上げればよいのだ
こういうことを考えると、確かにRAWモードでの撮影は非常に意味があるというか、逆にRAWモードでないとダメという気がしました。
もちろん冒頭で触れたように、RAWはファイルサイズが大きく、後処理が面倒などのデメリットはある。しかし、撮った写真を自分の手で満足いくまでじっくりとコントロールして最終的な“作品”に仕上げる。そのためにも、労をいとわずRAWで撮影し、処理するのがよいのではないだろうか。
“撮影”と“現像”を楽しむには、RAWモード、ということなんでしょうね。