「Flip Mino HD」がさんざん小さくて軽いことは書いたのですが、ちょっと「iPhone」と比較してみたいと思います。




どうですか? けっこう小さいでしょ? 「iPhone」が大きいという話はこの際、ナシです。
個人的に非常にありがたかったのは、愛用のバッグにすっぽりと入ったことです。

ベルトループに引っ掛けて腰からぶら下げるタイプのバッグですが、そんなに大きくはないのです。なので入るかどうかちょっと心配だったのですが、ジャストフィットでした。これで持ち歩くことが全く苦にならなそうなことが分かりました。

実際の使用感ですが、重さが軽量なら使用感まで軽量でして、スイッチオンして録画スタンバイの状態になるのに1秒から2秒といったところでしょうか。終了も同様です。
レンズも常にむき出しなので、とりあえずカバンから出しながら指で探って電源を投入しておけば、構えた時にはすぐに録画ができる状態になっているでしょう。

録画に関しても、赤いボタンを押すことでスタート/ストップの簡単仕様です。「+」と「-」でデジタルズームするくらいで、他に難しい機能もありません。
で、ちょっと使っただけでも非常によくできたユーザインターフェースだと思ったのは、利用用途に応じて必要なボタンだけが点灯するところでした。
例えば録画スタートするとこうなります。

つまり「今はズームイン/アウトしかできないですよ」ということです。
再生しているとこうなります。

プレイ/ストップ、早送り/巻き戻し、ゴミ箱、という具合です。
さらに感心させられたのは動画を削除するところです。

削除ボタンを押すとこのような画面になります。ここで左上の「>II」を押してOKすると次の画面になるのですが‥‥

同じボタンの意味付けがキャンセルに変わるのですね。本当に削除してもよければ、今度はゴミ箱マークをクリックすることになります。
何かの拍子に誤って連続でクリックしてしまい、うっかり削除してしまうということを避けるためにこうなっているのでしょう。
このボタンの点灯オン/オフのユーザインターフェースは初めて見たのですが「iPhone」はボタンの数そのものを減らしてユーザの操作を絞り、分かりやすさを向上させましたが、こういう方法もあるのだな、と勉強になりました。
また安価な製品の場合、ユーザインターフェースがとても使いにくかったりすることがあるのですが「Flip Mino HD」に限っては全くそんなことはなく、むしろこの価格帯でここまでやるのかと満足感がアップです。
ということで使用感がとっても良い「Flip Mino HD」で、実際に撮影してきた動画をご紹介しておきます。
同じ内容をYouTube、Flickrとそれぞれにアップしています。
YouTubeバージョン
※キレイなバージョンはYouTubeのサイトにジャンプしてご覧ください。
Flickrバージョン
ファイルサイズは1秒で1MB強くらいぽいので、30秒で40MB弱くらいのサイズになります。1分だと70〜80MBくらいでした。
こうなってくると「MacBook Air」でサクッと編集というのもあまり現実的ではないような気がしますし、編集を考えて撮影を躊躇するのもアレなので、基本は撮ったまま出す方向で行こうかと思っています。
そうなると、
・自動でタイトルを入れてくれるFlickr
・アノテーションでタイトルを入れるYouTube
どちらが良いか、ということになるかな、と個人的には。「Flip Mino HD」専用ソフトを使うならば、YouTubeへのアップロード機能がついていますので、それは便利ですが。
ブログに埋め込むことを考えると、90秒という制限はあるもののFlickrの方がいいかなー、と実際に使ってみたところで今のところの感想です。
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