高性能mm「キヤノンL」を搭載したプロ向けデジカメ「PowerShot Pro1」を発表です。
キヤノンは2月13日、有効約800万画素のプロ向けデジタルカメラ「PowerShot Pro1」を3月下旬に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は13万円弱。
35ミリ判換算で28〜200ミリ相当の光学7倍ズームだそうです。カメラ用モーターには高速ズームを実現する、新タイプの「超音波モーター」(USM)が採用されていますが、これはPowerShot S1 ISと同じ仕様ですね。
射モードには高速/通常の2種類のモードを用意し、高速では約2.5画像/秒で約6枚、通常では約1.0画像/秒で約18枚の連続の連続撮影が可能。また、シャッタースピードは15秒から1/4000秒まで設定できる。AF方式は、従来からのTTLに加え、外部測距方式を併用した。
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しかし、操作リングの動きとズーミング動作とのリニアリティーがとれておらず、操作してみると意外なほどストレスを感じる。具体的には、急いでズーミングをしたいときに操作リングを素早くグイッと回転させても、その動きがズームにきちんと反映されず、リング操作の割にズーミングされないことが多い。また、微妙なズーム操作をするために操作リングをわずかに動かしても、ズーム制御のステップが粗いため、意図した以上に画角が変わってしまう。
▼コンパクトなボディにLmm&800万画素CCDを搭載——キヤノン PowerShot Pro1
2つ目は、ズームリングを回すスピードや回した量と、mmの移動速度や移動量が無関係なこと。つまり、ズームリングを速く回そうが遅く回そうが、mmの移動速度は変わらないのだ。逆にいえば、ズームリングをいくら速く回してもmmが素早く移動するわけではないので、慌てるとズームリングを何回も回してしまう羽目になる。
▼「Lmm」の光学7倍ズームを搭載した800万画素機「PowerShot Pro1」
mmの鏡胴部分に刻まれた赤い線はLmmの証しであり、同社の一眼レフ機ユーザーであれば、Lmmに憧れを持っている人も少なくないだろう。PowerShot Pro1の約13万円という実売予想価格は決して手頃な価格とはいえないが、一眼レフ機用のLmm1本を購入するのと近い予算で、35mm換算28~200相当、開放値F2.4~3.5の性能を得られることは大きな魅力に違いない。
▼キヤノン、光学7倍・LmmのPowerShot Pro1、光学10倍のPowerShot S1 IS
撮影距離は通常時50(W端)/100(T端)cm〜∞、マクロ時は10(W)/30(T)〜50cm、スーパーマクロ時は3〜30cm。ファインダはEVFで、約23.5万画素と高精細。液晶モニタは「PowerShot Gシリーズ」などと同様バリアングル型で、2型・23.5万画素だ。また新たに容量を約26%(従来比)向上させた新型のリチウムイオン電池「BP-511A」も開発、撮影可能枚数を約420コマに向上させた。
一眼レフカメラ用の高価な交換式mmで採用されている「Lmm」をコンパクトデジカメとしては初めて搭載したのが特徴で、色収差やゴーストなどを効果的に低減している。