ニコン「D70」発表、3fps/最大144枚の連写機能を搭載です。
ニコンは1月28日、mm交換式デジタル一眼レフカメラ(DSLR)「D70」を発表した。発売は3月19日、ボディ価格は15万円。秒間3コマで連続144枚までの撮影が可能な連写機能など、ニコン最初の普及型DSLRは上級機並みのスペックで登場した。
連射機能はEOS Kiss Digitalの連続約2.5コマ/秒よりも優れています。連続約3コマ/秒はEOS 10Dと同等です。ただ、専用の「AF-S DX ズームニッコール ED 18~70mm F3.5~4.5G(IF)」がセットになったmmキットは206,000円ですので、直接EOS Kiss Digitalと競合するものではないのかなぁ、と思いますが、いかがなものでしょうか。EOS Kiss Digitalの場合はmmキットでも、例えばAmazonでは138,000円ですからね。ただ、ニコンファンには待望のデジカメであることは間違いないでしょう。撮像素子は有効610万画素です。
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何より驚いたのは、電源を入れてから撮影できるまでの時間がほぼゼロに等しいことと、撮影した画像を一時的に貯めるバッファーメモリーからコンパクトフラッシュに書き込む時間が速いこと。これらのレスポンスに関しては、プロ向けモデルのD2Hとまったく同じ感覚で使えるといっても過言ではない。これにより、RAWモードでの撮影でもストレスを感じることは少ない。
▼スピーディな操作ができる低価格のデジタル一眼レフ機「D70」
D70の最大の注目点は、撮影や再生の操作レスポンスがすばやいことだ。電源を入れると約0.2秒で瞬時に起動し、AFもこのクラスのデジタル一眼レフ機の中でも比較的スピーディに作動する。
「デジタルに興味を持ち始めたが価格面で手を出せなかったという銀塩ユーザーが数多く訪れている。年齢層は50~60歳代ぐらい。実売価格や手持ちのニッコールmmが使えるかといった質問が多い」
ニコンは2月から、3月19日発売予定のデジタル一眼レフカメラ「D70」の新製品発表展示会「Nikon Digital Live 2004」を全国7カ所で開催する。入場は無料。
「D70」は、同社が2002年に発売した一眼レフデジカメ「D100」の下位にあたる機種。新たにソニーと共同開発した610万画素CCDや画像信号処理プロセッサーにより、一部のスペックでは上位機種を凌駕した。
▼“Kiss D キラー”はD100をも超えた?――ニコンDSLR「D70」
D70とD100の位置付けは、ライバルのEOS Kiss DigitalとEOS 10Dの関係とほぼ同じだ。だが安価なEOS Kiss DigitalはEOS 10Dと同等もしくは下回る性能だったのに対して、今回のD70はコストダウンを図りながらも上位機種のD100をも上回る性能を装備している点が興味深い。
撮影機能は、マニュアル、シャッター優先オート、絞り優先オート、マルチプログラムオート、7種類のデジタルイメージプログラムの各モードを搭載。撮像感度はISO200~1600相当(1/3段ステップ)。シャッター速度は30秒~1/8000秒。
▼“Kissキラー”となるか、実売12万円のデジタル一眼レフカメラ「D70」発表
実売価格は12万円前後(本体のみ)になると見られており、ちょうどKiss Digitalと同価格帯になる。mmキットの価格は、Kiss Digitalの実売14万円前後に比べるとやや高めの価格設定になっている。
ベストセラーとなったデジタル一眼レフカメラ「D100」と比べ、アマチュア層をターゲットにした下位モデルという位置付けだが、3コマ/秒、最大144コマの高速連続撮影(サンディスクのSDCFHシリーズ使用時、画質モード=NORMAL、画像サイズ=Lの場合)に対応したことや、約0.2秒の高速起動など、D100を上回る性能を持つ部分もあるのが特徴。
▼デジタル一眼レフカメラ「ニコン D70」の発売について(プレスリリース)
D70は、重さ約595gの小型・軽量ボディ。握りやすいグリップ、マルチセレクターや操作ボタンを人間工学に基づき使いやすく配置しているほか、ボディ上面に搭載したモードダイヤルやイルミネーター装備の表示パネルなど、フィルムタイプの一眼レフカメラと変わらないスムーズな操作性を可能にしています。
「EOS Kiss Digital」の独走を止められるか?ニコン「D70」という記事がありました。
ニコン、普及型デジタルSLR「D70」を来春発売するそうです。EOS Kiss Digitalの独走に“待った”をかけられるでしょうか?
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