自分でコーヒーをドリップして飲むようになって幾年月‥‥最初は一杯ずつドリップするのは面倒だと思いましたが、慣れてしまえばなんてことない。
それより美味しいコーヒーを淹れるための少しの手間だったり、ドリップしている絶妙な間とか、その手間でコーヒーが美味しくなるよなぁ‥‥と思っていたのですが、やっぱり手軽に美味しいコーヒーが飲めるなら、それに越したことはない!
という製品に出会ってしまいました。フレンチプレス機能を内蔵したステンレスボトル「コトル(COTTLE)」です。ビタントニオというブランドの製品です。
※店長のいないセレクトショップ「STAMP WORKS」から提供を受けモニターしています。
フレンチプレス機能付きステンレスボトル「コトル」とは?
コーヒーを淹れるというと、ドリップを想像する人が多いのではないでしょうか。フィルターを使い、コーヒー豆にお湯をトポトポと落としていくスタイルです。
ぼくは1日3〜4回くらい、1杯分をトポトポとドリップして4〜5年になります。市販されているコーヒーメーカーもドリップですね。このドリップがコーヒーの淹れ方の一つです。
で、あるときコーヒー大好きの友だちから「フレンチプレスもオススメだよ。ドリップとは違う味わいが楽しめるから」と教えてもらいました。
フレンチプレスという淹れ方があるのかぁ、とは思ったのですが、道具を揃えたり、新しいことを覚えるのが億劫になって深く調べずにそのままになってしまっていました。
フレンチプレスというのが、今回の「コトル」が採用しているコーヒーの淹れ方です。
間違いなく説明書きを見てもらうのが話が早いです。
1. ボトルにコーヒーの粉(豆を挽いたもの)と熱湯を入れる
2. プランジャーという装置を取り付けて4分待つ
3. 4分経過したらプランジャーを押し下げる
以上です。
え、それだけ!? フレンチプレス、簡単すぎない!?
それでは「コトル」を分解(?)してみましょう。
大きく分けて3つのパーツに分かれます。
・ステンレスボトルの本体
・ステンレスボトルの蓋
・プランジャー
です。写真だと真ん中がプランジャーです。これがフレンチプレスの道具ということになります。
もしもプランジャーを使わなければ、それはそれで普通のステンレスボトルとしても使えます。
なんとなく難しそうに思ったフレンチプレスだったのですが、実はお湯の中でコーヒーの粉からコーヒーを抽出し、そのままコーヒーの粉は下に押し下げてしまう、というコーヒーの淹れ方だったのです。
ちなみにフレンチプレスにすることで、フィルターでは濾過されてしまうコーヒーオイルも抽出され、よりコーヒー本来の味わいに近づくそうです。
「コトル」でフレンチプレスしてみる
それでは「コトル」でフレンチプレスでコーヒーを淹れてみます。
まずはコーヒー豆(粉)を入れます。コーヒーの濃さなので好みだと思いますが、ぼくは15g前後を量ってます。
ちなみにあまり細かいとフィルターを通過してしまうため、中挽きくらいがオススメだとコーヒー好きの友人は言っていました。
お湯を入れるMAXの文字が裏側にあり、いつもここまで入れています。
そして4分待ちます。
余談ですが、いちいち4分のタイマーをかけるのが面倒なので、iPhone 11でNFCタグにタッチすると自動で4分のタイマーが発動する設定を作りました。
興味があれば【iOS 13】iPhone 11/XR/XSをNFCタグにタッチするとアプリが自動起動して作業するオートメーションを試してみたという記事をご覧ください。
4分が経過したら、プランジャーの棒を押し下げます。やや力が必要なときと、スッと入っていく時があって、これはなぜなんだろうと思っていますが、理由はよく分かりません。
これでコーヒーが完成です!
・コーヒー豆を入れる
・お湯を入れる
・4分待つ
これだけ! 簡単!
それでいて真空2層のステンレスボトルだから、コーヒーの熱さもキープされるので、長く熱々のコーヒーを楽しむことができます。
最初の頃はマグカップにも注いでみたりしましたが、今ではもうダイレクトに「コトル」からコーヒーを飲んでいます。全く問題なし。むしろアチチチが続くので、火傷に注意してください。
「コトル」を使ってみた感想
こんな風にハンドルで持ち歩けるのがかわいいし、便利なんですよね。ハンドルは蓋を開けるときにも重宝します。
さて、肝心のコーヒーの味わいですが、確かに同じコーヒー豆をドリップした時とは、絶妙に味が違います。ドリップはフィルターを使うのですっきり、フレンチプレスはより複雑な味わいが感じられます。
最後の方になると若干の粉っぽさがあるので、気になる人は最後まで飲みきらない方が良いかもしれません。
温度は淹れたての状態で蓋をしておくと、かなり長時間に渡って熱さをキープしてくれます。
ただそれだと、いつまで経っても熱すぎるので、最近はほどほどの飲める熱さになってから蓋をするようにしています。それでも数時間後に飲む時でも、40〜50度くらいはありました。
抽出できるコーヒーの量は約300mlとなっています。どのくらいの量かというと、一般的なマグカップ1杯半くらいが目安ではないかと思います。
最初は「思ったより少ないな‥‥」と思ったのですが、だって毎日3〜4杯はコーヒーをドリップしていたんですから、でも、実際に使い始めてみると、たまに熱々のコーヒーを口にするといった感じで、以前のようながぶ飲みすることはなくなったのですね。
ぬるくなるとがぶ飲みしちゃうんですよ。冷める前に飲まなきゃとも思うんですよ。そうなると、結果的にコーヒーの消費量が増えてしまっていたわけですが、いつでも熱々のコーヒーが飲める「コトル」があると、本当に飲みたい時に飲んで、じわじわとコーヒーを消化していくという感じになります。
分解できるので、洗い物も気になりません。ゴムパーツの耐久性がどのくらいあるのか、というのはちょっと気になるところなのですが、1ヶ月くらいの使用ではまだ変化は見られません。
保温の効くマグカップを使うという手もありますが「コトル」の良いところは持ち歩けるところにもあります。昼から外出するといった時でも、朝に淹れたコーヒーをスッと持っていくことができますから、無駄がありません。
とまあ、こんな感じで「コトル」を1ヶ月くらい試しているのですが、生活に馴染んでなくてはならないコーヒーアイテムとなっています。バリバリ毎日使っています。
カラーバリエーションはナイト(ブラック系)、クラウド(ホワイト系)、フォレスト(グリーン系)の3色です。
価格も4,378円(税込)と手頃ですので、プレゼントにもいかがでしょうか? コーヒー好きには嬉しいアイテム間違いなしです!