「Clubhouse」で日夜、続けられている音楽配信の実験。個人的には高音質ではなく、BGMとかサウンドエフェクトとか、ラジオぽいことをするのに興味があってAmazonで機材を購入して試してきました。しかもチープに。
ひとまずマイク、タブレットをミキサーに接続し、それを「Clubhouse」のMUSIC MODE(ミュージックモード)で配信するところまでたどり着くことができたので、その方法をコグレ式の「チープセット」としてまとめておきます。
1万円しないで実現することができるので、深夜ラジオで育ったおじさん仲間たちに届け! あの頃を思い出そう! という気持ちで書いておく記事です。
楽しくClubhouseで配信する「チープセット」
最初は「いかにMUSIC MODEで高音質に配信するか」という話を追いかけていたのですが、いつしか気づいたら「いかに楽しく配信するか」に軸足が移っていました。
前段階として【Clubhouse】外部マイクをMUSIC MODEで接続する方法【音楽配信】という記事も書いております。とりあえずマイクが繋げれば良いという人は、そちらをご覧ください。
ということで、たどり着いたコグレ式の「チープセット」はこんな感じです。
テキストで流れを書くとこんな感じです。
マイク&タブレット>ミキサー>分岐ケーブル>変換ケーブル>iPhone
ミキサーからモニタースピーカーに繋いでいるのは、タブレットから出力する音を確認するためです。基本的に自分が発する音は相手にしか聞こえないため、こうして何らかの音を確認する方法が必要になります。
モニタースピーカーのご尊顔。とりあえず今のところ音が回ってハウリングするようなことはないですが、気になるようであればイヤホンでも問題ありません(その場合は左右で別々のイヤホン)。
分岐ケーブルにイヤホンを接続しているのは、iPhoneから出力される音を聞くためです。これがないと他の人の声が聞こえません。こだわりがなければ適当なイヤホンでも良いかと思いますよ。
要するに、最終的に他の人に届いている音声、音量、音質というのは、もう1台、iPadやiPod touchを用意しないと手元では分からない、ということになります。ちょっとiPod touchも欲しくなっています。
※モニタースピーカーとイヤホンに関しては、もともと自宅にあったものを使いました。
繋ぎ方は難しくないと思いますので、Amazonで購入した機材をまとめておきます。価格は購入時のものです。
ミキサー「Maker hart Just Mixer S」(3,990円)
このチープすぎるミキサーの何が良いかというと、単4電池 x 2またはモバイルバッテリーでUSB給電できるところです。持ち運んで配信可能。
何なら入力 x 3なので、マイクも増やして2人でトークすることもできますね。とにかくお手軽なのが良いと思って買いました。
コンデンサー式のピンマイク(2,699円)
ミキサー側にファンタム電源がないため、バッテリーを内蔵しているコンデンサー式のピンマイクを購入しました。このあたりの経緯に興味のある人はココも読んでみてください。
そんなに長いのはいらないんだけどケーブルが6mもあります。USBで充電できますので、これも移動して使う時に便利そうです。
分岐ケーブル「UGREEN」(748円)
このケーブルを経由してiPhoneに接続したらMUSIC MODE(ミュージックモード)になったとヤガーから聞き、実績のあるケーブルとして購入しました。イヤホンを接続してiPhoneからの音が聞けるのも便利です。というか必須です。
Apple Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(1,100円)
UGREENの変換ケーブルのジャックをiPhoneのLightningに接続するための変換アダプターです。Apple純正のものが実績があったので購入しました。これに関しては、iPhoneに付属していたという人もいるかもしれませんのでマストではありません。
Clubhouse配信「チープセット」まとめて約8,500円
ということで「Clubhouse」でマイクを使い、音楽やサウンドエフェクトを配信するための「チープセット」が完成しました。価格は約8,500円です。
ミキサーやマイクなど汎用性のあるものを使っていますので、他に使いまわしたり、もしくはマイクだけ高価なものにするといったことも可能です。やっぱりミキサーはもう少し良いものが良いよね、とか。
ただ何らかの相性でうまく使えないものがある可能性もあるので、何か購入するときはあらかじめ検索して使えるかどうか調べると安心ですね。もちろん人柱もグッドですが!
また「高音質」とはしていますが、そもそも機材はチープなものの集合体ですので、値段なりでもあると思います。また、接触の関係で動いた時にノイズがパリパリと乗ることがあります。個体差かもしれませんが、そのあたりはご了承ください。あくまでも「チープセット」です。
ただ、音響とかよく分かっていない人でも「こんなこともできるんだ!」というきっかけになったら嬉しいです!(ぼくも何も分からずに取り組みはじめてしまったので)
ちなみに音楽配信したり、サウンドエフェクトを流すのには「Fire HD 8」にGoogle Play Storeをインストールできるようにし「サンプラー7」というアプリにフリーの素材を入れています。
それくらいのことをやるだけなら、もしかすると「Fire 7」でも事足りるかもしれません。5,980円。あればiPadやiPod touchにアプリをインストールしてもOKです。
なお、FireタブレットでGoogle Play Storeを使用可能にするには、ココが参考になりました(自己責任でどうぞ)。
ということで、ぼくがたどり着いた、マイクを高音質にしつつ音楽&サウンドエフェクト配信も可能にする「チープセット」の紹介でした!
テスト配信に付き合ってくれたり、色々と教えてくれた @yager と @mmmryo に感謝です!
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