妊娠中の酒・たばこは危険…赤ちゃん体重減にという記事より。
妊娠中に母親がたばこをすったり、酒を飲んだりすると、赤ちゃんの出生体重が減少してしまうことが、国立健康・栄養研究所の滝本秀美・主任研究員らの分析で明らかになった。
出生体重が少ないことで、
・乳児期の死亡率が高まる
・成人後も生活習慣病になる危険が高まる
とされているそうです。子供の一生に影響する可能性があるようです。研究者は「妊娠中の喫煙、飲酒は控えるべきだ」と。
単胎(胎児1人)で順調に生まれた赤ちゃん9120人について調べた結果で、
妊娠中の母親の喫煙率は10・0%、妊娠中に週3回以上酒を飲む習慣のある母親の割合は1・4%で、生まれた赤ちゃんの体重と対比させると、たばこが1日1本増えるごとに9・4グラム、飲酒習慣がある場合は70・5グラム減少する計算になった。
ということです。喫煙することで血中の一酸化炭素濃度が上昇し、胎児に十分な酸素が運ばれなくなるのに加え、母体でビタミンCなどが消費され、栄養分が不足するため、とのことです。