少し前に「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」というキーワードがクローズアップされたことがあったのですが「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)」というのもあることを知りました。
男性の育休取得が激減…背景に「パタハラ」 :日本経済新聞という記事になっています。
男性社員とはこうあるべきだという先入観により、上司が部下の育休取得を妨げる「パタニティ(=父性)・ハラスメント」も水面下では進んでいる。
「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)」とは「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」の男性版だそうです。
ここでは「〜とでも呼ぶべきものだ」として、正式に「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)」が提唱されている訳ではないようですが、今後はマタハラを語る際のキーワードとして出てくるかもしれません。
背景には、世代による子育て観の意識ギャップがある。中高年世代と子育て世代では、子どもとの向き合い方に対する意識が大きく違う。
今は子供の参観日に小学校に行くと、お父さんも多いです。自分の子供の頃を思い返すと、父が参観日に来たのは一度だけでした。ぼくは1年に1回は必ず顔を出しています。
そうやって、育児に対する姿勢や考え方は変わっていると思うのですが、中高年世代には理解できないところなのかもしれませんね。かといって「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)」になってしまってはよくない訳ですが。
これまで時間・場所に制約がある社員は女性のみと思われてきたが、これからは育児や介護を担いながら働く「制約社員」となってしまう男性社員も増えていく。仕事以外に何かをしていることを前提に、両立できる仕組みにしないといけない。
働き方自体を変えないといけないのかもしれませんね。
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