セクハラ、パワハラに続き「マタハラ」なるキーワードが誕生したようです。マタハラ、マタニティ・ハラスメントだそうです。
セクハラより多い”マタハラ” 職場の妊婦への無理解が 流産招き少子化解消を阻むという記事になっていました。
セクハラならぬ、”マタハラ”という言葉をご存知だろうか。マタニティ・ハラスメントの略である。働く女性が妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的な嫌がらせ、いじめを意味する。
妊娠、出産しているが故に、職場でハラスメントを受けることがあるそうです。「マタニティ・ハラスメント」という言葉になると「ああ、そういえば私も」と、心当たりのある女性も少なくないでしょうか。
「マタハラ」の被害は少なくない?
「実はマタハラの被害はかなり多い」と。
というのも、ある調査によると「セクハラされた経験」(17.0%)よりも「マタハラをされた経験」(25.6%)の方が多いのだそうです。
これは「セクハラ」が認知されたために、実際にセクハラする人は減っているけれど「マタハラ」の認知はないから、マタハラしている方があまり自覚がない、ということもあるかもしれません。
なにしろ、働く女性が第一子を妊娠した場合、6割が退職している。自分のキャリアを終わらせたくない、あるいは、生活費のために働く必要があるという女性は、なんとか残り4割に踏みとどまろうとし、激務を続けることになる。
結果、切迫流産などが起ってしまうそうです。
「マタハラ」が認知されることで‥‥
キーワードの認知が先行する前になくなれば良いのですが、とはいえ「マタハラ」という言葉が市民権を得ることで、そうしたハラスメントが減っていくと良いのですが。
追記:「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)」とは?という記事も書いています。
ルポ 職場流産――雇用崩壊後の妊娠・出産・育児 | ||||
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