2016年12月11日に富士スピードウェイで開催された日産のファンイベント「ニスモフェスティバル」に、日産よりご招待いだきました。その様子は改めて記事にするとして、次世代エコカー「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」に試乗することができたので、その様子をレポートしたいと思います。
「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」という名前をよく見かけるので、話題になっているのだろうとは思っていたのですが、2016年11月の新車国内販売で、サニー以来30年ぶりに首位に立ったのが「ノート」なのです。もちろん人気は次世代エコカーと言われる「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」です。
日産的に凄い快挙を成し遂げてしまった「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」のどんなところが次世代エコカーかというと、ガソリンエンジンを搭載しているのですが、それはタイヤの駆動には使われるず、発電のみに使用されます。リーフはプラグで充電しますが「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」は完全にモーターで動くのに、燃料はガソリンのみ。
電気自動車だと遠出の際の給電ガー、なんて心配していた方もいるかもしれませんが、その心配を軽やかに打ち破ってしまったのが、まるで発電所を搭載したかのような「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」なのです!
いや〜ハイブリッドだというから、てっきりガソリンエンジンと電池駆動のモーターと、両方で走るのだとばかり思っていたら、驚きのシステムでした。あくまでも「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」は電気自動車なのですよ。
でもお高いんでしょう?
と思いきや、ノートやリーフの既存技術を流用しているため、180〜200万円くらいとお求めしやすい価格帯になっているそうです。
どっちにしろ電気で走るのなら、自前でガソリンで発電すれば給電の心配もないし燃料の補給もしやすかろう、というのは分かるのですが、そのシステムがこの価格帯で提供されているというのがミソなのでしょうね。
実際に乗ってみた感想としては、非常にトルクフルです。これはリーフでも感じたのですが、アクセルを踏んでからの反応がとてもリニアでクイックなのです。加速がスムーズなのは、電気自動車の特性だと思います。
燃費も気になるところですが、20kmは普通に超えてくるようです(乗り方によると思いますが)。
常にエンジンが動いて発電している訳ではなく、必要に応じてエンジンがかかったり切れたりしています。発電中は、エンジンのアイコンからモーターのアイコンに向けて矢印が表示されます。
ユニークな乗り心地は「DRIVE MODE」というスイッチでも発揮されます。サイドブレーキの横にあるボタンを押すと、アクセルのオン/オフだけでクルマをコントロールすることができるようになります。エンジンブレーキの重いもの、を想像してください。
もしくは、今はなくなってしまいましたが、東京ディズニーランドのゴーカート。ブレーキがなく、アクセスだけでスピードをコントロールしますよね。ペダルを緩めるとブレーキがかかる、あの感じ。あの操作感が「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」でも実現されているのです。
最初は慣れるか心配だったのですが、すぐにワンペダルでの加速・減速にも慣れてしまいました。アクセルを踏めば進む、離せば止まる、とても分かりやすい話です。渋滞のような時に便利そうだと感じました。
バックミラーにも未来感。これが普通の状態。
ボタン操作でカメラの映像を表示することもできます。後ろに人が座っていると頭で見えない部分も出てきますが、リアカメラの映像ならそんなこともありません。しかも、画角まで広くなっています。これに関しては慣れが必要かもと思いましたが、後部の見逃しが減らせそうな仕組みだと思いました。
駐車する時は、バックミラーにあらゆる情報が表示されます。ダッシュボードのTVモニターではなく、バックミラーで完結しています。
自分が後部座席に乗った感想としては、足元が広く感じました。
かなり後ろに前席の座席を配置しても、後部座席の人の足元は余裕がありそうです。コンパクトカーなのに。
ラゲッジスペースもかなりの広さを有していました。コンパクトカーなのに。
試しに「かわるビジネスリュック」を並べてみたところ、5つは並べて置けることが分かりました。「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」は5人乗りなので、スペース的にもバッチリです。
「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」の目印は、フロントグリルの青いラインです。
実際に試乗してみて「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」はかなり気になる存在になりました。我が家は子供のサッカーの送迎がある関係で7〜8人乗りが必要なのですぐに乗り換えはできませんが、これからエコカーを検討している人は、是非とも「ノート eパワー(NOTE e-POWER)」に試乗することをオススメします。
ガソリン車の感覚で、電気自動車に乗れるというシステム、それが手に届きそうな価格帯にある‥‥確かにこれは売れますね。今後、他の車種にも「e-POWER」が広まっていくのを期待したいと思います!
「ニスモフェスティバル2016」ファンとメーカーの相思相愛イベント 〜胸熱のレースとレースクイーンとという記事も書いたのでぜひご覧ください!