落語家・柳家花緑、発達障害だったことも綴った「花緑の幸せ入門」

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落語家の柳家花緑が、発達障害だったことも綴った「花緑の幸せ入門」を2017年8月4日に出版します。

柳家花緑「発達障害」の過去告白「お陰で今の自分」によると「初告白」ということですが、以前にラジオ出演した際に発達障害だったことを語っていたので、恐らく書籍としては、ということになるのでしょう。

花緑は小、中学生の頃を「落ちこぼれでした」と振り返る。小1で授業についていけず、テストでは0点を取った。宿題をやらず忘れ物も多かった。

「漢字の読み書きも苦手で、通知表も音楽と美術以外は1か2。教室でもじっとせず、しゃべってばかりいたので、先生に往復ビンタされたこともあった」というエピソードを聞くと、クラスにそういう子もいたなということを思い出すわけですが、当時は「発達障害」という言葉すら聞いたことがない時代でしたからね。適切な対応がなされていれば、もう少し生きやすかったのではないか、と思ったりします。

柳家花緑が自身の発達障害に気づいたのは、2013年のテレビ出演だったそうです。

「1」が並ぶ中学3年の通知表を公開したところ、視聴者から「息子も花緑さんと同じ障害です」とメールが届いた。

最初はショックを受けたものの、今では知ることができてよかったと。

初めてちゃんと本を読んだのも18歳のときだそうで「落語は本ではなく、師匠からの口伝やテープで覚えた」ことから、落語との出会いで柳家花緑の人生がひらけたとも言えるのでしょう。

「スピリチュアル風味」というのが、どんな味わいなのか気になるところですが。