又吉直樹の新作は「劇場」

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芥川賞を受賞した又吉直樹の初の長編小説「火花」に続く、長編小説2作目の「劇場」が発売されました。演劇の世界を舞台に描いた男女の恋愛小説で「『劇場』はいろいろな方向から考えた方がいいと思い、編集の方に待っていただいていいですか、とお願いした。テーマに合った製作期間があると思った」と又吉直樹は語っているそうです。じっくり書きたいということで一度、筆を置いていたのだとか。

3月7日発売の文芸誌「新潮」4月号に掲載された。同誌は発売2週間前に「劇場」の掲載を発表したところ、反響が大きく、平成以降では最多の4万部を発行したことも話題となった。

「又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋」ということで、自身の体験が元になった小説のようです。

Amazonカスタマーレビューは、かなり厳しい評価となっていますが。「又吉の“遅すぎたラブレター”」や「骨格標本にたとえると、至る所が骨折し、脱臼している、不良品」など、なかなか手厳しいです。