東京生まれ、オーストラリア育ち、東京在住の著者による日本の居酒屋カルチャーを、英語で紹介している本です。
▼英文版 居酒屋料理帖 – Izakaya: The Japanese Pub Cookbook
老舗からニューウェーブの立呑みバールまで、居酒屋文化を愛してやまない外国人著者が選んだ日本の繁盛店8店の魅力を、初公開の貴重なレシピと共に紹介。
世界初!? 在日外国人が書いた「Izakaya」という記事で知ったのですが、外国人からすると居酒屋文化というのはユニークに映るのですね。
バーだと飲み物がメーンだし、レストランなら食べ物がメーン。居酒屋は食べ物と飲み物が対等で、両方とも大事にされている
なるほどねぇ。確かに食事とお酒の両方を楽しめるというのは、居酒屋の魅力です。
「同席した人が注文したら一緒に食べる」というのも、確かにコミュニケーションのきっかけになります。
仕事で外国人ビジネスマンを接待する時にも、居酒屋はいいんではないかと。
「行きつけの店でも良いと思いますよ。日本人にとっては当たり前の店でも、外国人はなかなか行けないので、むしろうれしい。スペシャルな感じがして感謝されると思うね」
TPOでということにもなりそうですが、選択肢の一つとしてはありそうです。知人が「忍者がテーマの居酒屋で接待されて辟易したらしい」というエピソードも。
先日僕は、月島と門前仲町と勝どきの3軒を5000円でハシゴした。月島は岸田屋という小型のカウンターのお店で、門前仲町は魚三という店。
魚三に行っているあたりが、渋すぎです。日本人でも「行くのにも覚悟がいる」と田中アップルが言ってましたからね。
日本通を称したい外国人には、Izakayaを知っていることが自慢のネタになっている。ニューヨークにはIzakayaという名前のレストランも出てきた。翻訳するとジャパニーズパブと言うらしいが、いわゆるパブとIzakayaは全然違うよね
この本をきっかけにして、海外に「Izakaya」が広まって、日本に行ったら天ぷら、寿司よりも居酒屋ってなって、ミシュラン掲載を打診される店が出てくるんだけど、それを拒否したりして。
アメリカ人の義兄が来日中なので、日本のお土産にプレゼントしようと思います。