「ミシュランガイド東京 2008」が売れているようですが、当然のように異論、疑問の声も出てきました。
ミシュラン落選3鉄人の不満爆発「なぜ、うちが…」という記事では、“料理の鉄人”たちが不満の声を漏らしています。
今回、「☆」を逃した料理の3鉄人、和の中村孝明氏(60)、洋の坂井宏行氏(65)、中華の陳建一氏(51)は落選に「なぜ、うちが…」と不満を漏らしている。
ミシュランが東京をターゲットにした点は歓迎、料理人育成の発奮材料などと歓迎しつつも、一方では不満の声もあるようです。
それが「評価基準に疑問」だそうです。これに関しては明確な基準が明らかになっていないので、鉄人でなくても疑問に思っているでしょうね。
坂井氏
フランスで『☆』を取った所は東京でも取れるというのは巷間知れ渡っている。
中村氏
世界的ブームの寿司がやたら多かったように、今回は味というより、外国人にとって新鮮な日本的印象で評価が左右された印象がある。
陳氏
ミシュランにも長い歴史があるのだから、日本の食文化を考えて判断してほしい
最終的には好みでもあるので、この店が入ってなぜあの店が入らないのだ、という不満を解消するのは難しいのでしょうね。まだ最初ですし、いろいろと偏りもあるみたいです。
「中華料理店がほとんど入っていない。審査員に満漢を食べてもらいたい」
という、「現代の名工」に選ばれた中華料理店「新橋亭」の総料理長のコメントが紹介されていました。
「舌」の判定に疑問の声も…ミシュラン三っ星狂騒という記事では、
「うちはフレンチではないので、ミシュラン自体に馴染みがない。突然評価されると聞いても、まずはミシュランがどういう日本料理店を選ぶのかを見てからの方がいいと思った。フランス人がフレンチを評価するのは意味あるが、もし日本人がフレンチを評価したらふざけるなと思うはず。ガイドブックならいいが、評価本となると話は別」
と星認定を拒否したお店のご主人のコメントが紹介されていました。
確かにこれはデビュー戦で、来年以降にどのようになっていくのか、注目した方が良いかもしれませんね。
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