著者である滑川海彦氏より献本で頂きました。ありがとうございました!
「ソーシャル・ウェブ入門」というタイトルを見て、そもそもソーシャルなウェブってどんなんだろうかという漠然とした思いがありつつ、それを整理しつつ、読ませて頂きました。
▼ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方
いまやウェブの主役は「人」。ウェブは人と人をつなぐソーシャル・メディアに進化中です。mixiなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)が話題になり、ブログ人口は朝日新聞の発行部数を超えます。
「Web 2.0」というキーワードで示されるように、ウェブが変わりつつある現実、そしてソーシャルという考え方で変わりつつウェブ、さらにはソーシャルなサービスの解説とその使い方まで、約230ページの書籍に、どれだけ情報を詰め込むんだこの人は、という感じの内容になっています。
一言で言うなら「濃すぎ」です。
例えばGmailの使い方やRSSリーダの使い方みたいところまで解説されているのですよ。まあとにかくいろいろ説明されているので、それぞれがシンプルに説明されていると思うのですが、深い。
分かりやすいので知らず知らずのうちに、深海まで連れて行かれて、気づいた真っ暗なのですが、でも大丈夫、きちんと海の上まで連れて戻ってくれます。
基本的な内容からディープなところまで、カスタマーレビューに書いてあったのですが、「長屋の隠居的」にいろいろな話を聞かせてくれます。
著者の滑川海彦氏は、TechCrunch Japanese翻訳チームのメンバーでもありまして、そこから得られた新鮮な海外情報もちりばめられています。
翻訳家だけあって、最初に英語で書いて後から日本語訳して出版したんじゃないかというような、アメリカンテイストな文章に仕上がっていて、ぼくは好きです。自分では絶対に、こんなにお洒落には書けないと思うので。
ということで、最近のGoogle、SNS、ブログなどの事情を基本からディープなところまで、しかも短時間で習得したい人にお勧めです。