bloggerの「燃え尽き症候群」

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」という記事より。

「1日には限られた時間しかないし、私も大半のブロガーと同じようにフルタイムの仕事を持っているから、何かを犠牲にしなければならなかった」とビルモン氏は語る。「結局、自分のブログへのコメントをモニターすることが、ブログにかかわる時間の大半を占めるようになってきて、これ以上続けられない限界に達した」

「ウイスキー・バー」というWeblogで、コメントに目を通して管理することに時間がかかり過ぎるようになり、ついにはギブアップ宣言「ラストオーダー」したという話。このような現象は「毎日記事をアップしている人気のブロガーの間で増えつつある問題――「燃え尽き症候群」――の1例にすぎない」と記事。

「燃え尽き症候群」ですか。

「読者にあてにされているように感じはじめ、そうなると……書きたいか書きたくないかに関係なく、何か書き込まなくちゃいけないという気になる。そうすると憂鬱になってしまう」

なんとなく分かる気がします。「鋭くて痛烈で機知に富む意見を定期的に書き込まなければならないというプレッシャー」も。

あるblogの作者は「最後の書き込み」と題して、

「僕も家族も無事だということだけ、みんなに知らせたかった。グアンタナモ[キューバにある米海軍基地]で身柄を拘束されたりしているわけじゃない」

と書いたそうです。「ネット上から姿を消すような気配が全く感じられなかった直前の記事から、わずか1週間後のこと」始まりがあれば終わりもあるというのは当然で、いつの日かネタフルも終わる時が来るでしょう。それがいつなのかは、分かりませんが。

ネタフルに費やす時間は1日2時間くらいです。こういう状態を既に1年間続けていますが、自分の中では負担に感じたことはありません。恐らく負担に思ったら続けられないでしょう。面白いと思うことがあれば、それについて書くだけ。

実はネタフルは、アクセス数の割には極端にコメントやTrackBackの数は少ないと思います。これは検索エンジンから訪問してくる一見さんが多いというのが一つの理由ですが、自分でも読者との距離感を適度に保つように工夫しています。くっつきすぎず、離れすぎず、これが長く続けていくための秘訣かもしれません。そして、決して無理をしないこと。1~2日休んだところで、長いスパンで考えれば大したものではありません。まずは自分の生活を第一に考えることが大切だと思います。

コメントやTrackBackでの密な関係も楽しいと思いますが、きっとぼくは、それをやったら燃え尽きると思います。恐らく読者も燃え尽きると思います。自分にとって、どんな運営スタンスが最適なのかを見極めるのもポイントでしょう。

ちなみに、更新のモチベーションはアクセスログといくばくかの広告収入です。1ヵ月終わると、目には見えない読者を感じます。「ああ、こんなたくさんの人に見て貰った。頑張ったなぁ」と思います。そしてそれに応じた広告収入が自分へのご褒美です。

継続は力なり、ということで。