新発見しました! 実は「マスターズドリーム(MASTER’S DREAM)」は、肉とマリアージュさせるとより美味い!!
丸の内にある「マスターズドリームハウス」の1周年記念パーティーに、サントリーさんより招待して頂き参加しました。そこでは東京カレンダー編集長の監修による熟成牛を食べながら「マスターズドリーム」を呑むという素晴らしい体験をさせて頂いたのですが、驚いたのは「マスターズドリーム」に肉料理が合うということ。
プレミアムなビールは単体に近い形で呑むのが良いと思っていたのですが、肉をガンガン喰らいながら呑む「マスターズドリーム」が最高でした。
「マスターズドリームハウス」が1周年
東京駅の八重洲口が近いでしょうか。ほぼ東京駅と言っても過言ではない場所にあるので、新幹線に乗る前などに立ち寄るのも良いでしょう。
お洒落な外観、立地に「でもお高いんでしょう?」と思われるかもしれませんが、熟成肉のメニューも1,180円や1,680円、3種盛り合わせで2,980円ですので、他店に較べて特別高いということもないかと思います。
サントリーのビールのファンなら、オススメの場所かと思います。
店内も素敵。
もちろん「マスターズドリーム」以外のビールも呑めますよ。
「マスターズドリームハウス」に込められた思いとは?
最初に、サントリービールの醸造家・秀島氏より「世の中にないビール、心が震えるビールが作りたかった」として「マスターズドリーム」に関する説明などが行なわれました。
コクを出すためにダイヤモンド麦芽を使用。ダイヤモンド麦芽は硬いため、手間と時間をかけないと美味しさがでないそうです。そこでトリプルデコクションという方法で、3回煮出しています。
最近はステンレスが多いが、昔のビールにあって今のビールにないものを考えた時に、銅で炊く意味が分かったそうです。そこで厚みのある味わいと香ばしさを引き出すために、新しい設備で銅炊き仕込みをしています。
「マスターズドリーム」のキーワードは多重層で濃密。はじめは柔らかい、続いて深いコクがくる、さらに甘みがきて香りがきます。
「マスターズドリーム」の専用グラスにもこだわりがあります。口元を薄造りにすることで、味を繊細に感じることができます。中央が丸みを帯びているので、回すとより香りを感じることができます。
瓶で飲めないことはないものの、ビールの本来の味わいが感じられないのでぜひグラスで飲んで欲しいと秀島氏。
赤いエンブレムはプレミアムビールの証。ビールの知識の筆記試験、技術の試験があり両方に合格しないと貰えないそうです。3杯連続で揃えて仕上げるといった試験もあるそうです。
「マスターズドリームハウス」に行ったら、ぜひビールの継ぎ手にも注目してみてください。
「マスターズドリームハウス」1周年熟成牛メニュー
さて「マスターズドリームハウス」が1周年ということで、東京カレンダーと熟成牛フェアでコラボレーションしているのが今です。2016年5月10日まで楽しめるメニューですので、ゴールデンウィーク後半の予定を決めていなかったビール好きはいかがでしょうか?
ビールと肉の相性がいい
多重層な美味しさをさらに引き立てる熟成肉ということで、試食したのですが、非常に「マスターズドリーム」との相性も良かったです。抜群過ぎです。肉と「マスターズドリーム」の相性がこんなにも良いとは思ってもみませんでした。
現在、提供されているのは5種類です。アメリカのプライム肉で、全体の5〜7パーセントしかとれない肉で、5週間熟成させているそうです。
・サーロイン
・リブロース
・上ハラミ
・ハラミ
・ザブトン
東京カレンダーの大槻編集長が2種類のソースを監修しました。「熟成肉はお酒との相性がいい」とコメントされていました。
・赤ワインソース
「編集長の意向で酸味を加えてコクを出す工夫をした。仕上げに赤ワインビネガーを加えた。ゆっくり味わうビール、ドイツなどがそうだが酸味の強いものが多い」
・蝦夷わさび醤油漬け
「西洋わさび、牛肉との相性は最高。マスターズドリームに合う調味料に醤油がある、和のテイストが合う。マスターズドリームと牛肉を相乗効果させている」
大槻編集長曰く「これだけでもビールが飲める」とのことでしたが、確かに「蝦夷わさび醤油漬け」は単体でもかなりのクオリティでした。
パーティーなので、特別に5種類の盛り合わせです。上段真ん中がハラミ、右がリブロース、下段左からサーロイン、ザブトン、上ハラミとなります。
美しい肉は美味い。これはぼくが見つけた定説なのですが、この日も間違いないと確信しました。
ソースは2種類とも試しましたが、ぼくの好みも「蝦夷わさび醤油漬け」です。肉がなくなってもこれは下げないで欲しい一品。もはや一品です。
もちろん、ソースも美味しいんですよ。
個人的にはハラミ好きということもあり、ナンバーワンは上ハラミです!
以上のメニューは5月10日までとなります。
「マスターズドリームハウス」5月11日からは新メニュー
熟成牛フェアの後には、5月11日から新メニューも控えています。
料理長から新メニューの説明がありました。
・肉肉ハーブ餃子(750円)
100%黒豚で作ったジューシーな餃子。ミントが隠し味。ソースにはパクチーを。
・ビールのための前菜盛り合わせ(1人前680円)
ビールに合う前菜6種盛り。カツオと昆布で取った出汁に醤油で味付けしてゼラチンで固めてアリオリソース、和風ローストビーフ、鯖のスモーク、ピクルスも土佐酢。
・炊きたて!ハーブ&トマトのピースライス(980円)
牛すじとハーブのコンソメで炊き上げた炊き込みご飯。最後に牛スジでとったスープでお茶漬けに。刻みわさびも。
・ボンバーオニオン ハーブ風味
エルブドプロバンス、いろいろなハーブ。
・鉄板焼き 海鮮あんかけ 焼きそば
生海苔の磯の香りがアクセント、マスターズドリームに合う。
この中から「肉肉ハーブ餃子」「ビールのための前菜盛り合わせ」「炊きたて!ハーブ&トマトのピースライス」を試食しました。
餃子にミントはどうかと思ったのですが「肉肉ハーブ餃子」はそれが良いアクセントになっていました。すっきりと美味いです。
「ビールのための前菜盛り合わせ」は値段的にも「とりあえず」の前菜としてオーダー必至でしょう。
最も驚いたのは「炊きたて!ハーブ&トマトのピースライス」です。
ホルモン的な味わいたっぷりのお茶漬けが最高でした! これはお腹いっぱい食べたいメニューです。〆に間違いなくオススメです。
刻みワサビが合いますよ〜。
最後に醸造家・秀島氏より次のようなコメントがありました。
「マスターズドリームは多重層で濃密、いろいろな味がある。美味しい料理にも合う。相乗効果になるのが重要かな、と。洗い流すのではない、美味しいものをさらに美味しく、そういうビール造りを目指していきたい」
今回、熟成肉とのマリアージュで、ビールと肉料理の両方が美味しくなるという、まさに相乗効果の体験をしました。もしかすると、初体験だったかもしれません。それくらい、驚くような味わいアップになって驚きました。
瓶ではなく注ぎたての「マスターズドリーム」を呑み、料理との抜群のマリアージュを楽しみたい方は、ぜひ「マスターズドリームハウス」に足を運んでみてください。