東芝、HD DVD事業の終息を発表という記事より。
今後、HD DVDプレーヤー/レコーダの新規開発/生産を中止するとともに、出荷も縮小し、3月末を目処に事業を終息する。また、PC/ゲーム向けのHD DVDドライブも顧客企業の需要を考慮しつつ、量産を終了する。
東芝「HD DVD」撤退へという話が出ていましたが、東芝が正式に記者会見をして3月を目処に事業を収束させることを発表しました。
「PC/ゲーム向けのHD DVDドライブも顧客企業の需要を考慮しつつ、量産を終了する」としています。
次世代DVD議論の長期化が、同社だけでなく、消費者や市場にも与える影響を考慮し、早期に同社の姿勢を明確にすることが重要と判断したとしている。
顧客を混乱させることはできない‥‥つまり無理矢理に事業を継続して顧客に迷惑をかける訳にはいかない的なことが語られていましたが、利用者からすれば規格が統一されていた方が分かりやすいのは確かです。
ギリギリまで持ちこたえずに、早い段階で収束宣言できたというのも、結果的には深い傷を負わずに済むのではないでしょうか。技術者は無念だと思いますが。
「HD DVD」製品の価格も下落しているところがあるみたいですね。
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東芝は19日、次世代DVD規格「HD DVD」に関連する事業から全面的に撤退する方針を固めた。同日の取締役会で正式決定。
青森県の工場や中国で生産している全製品の生産を中止し、流通している在庫品を回収し、3月末をめどに販売を打ち切る。その後はアフターサービスだけを提供する。撤退に伴う損失は数百億円に上る見込み。
東芝は記者会見で規格戦争に白旗を掲げると同時に、主力半導体「NAND型フラッシュメモリ」の最新鋭工場を、岩手県北上市と三重県四日市市にそれぞれ新設する方針を発表する。総投資額は、提携先企業と合わせて1兆8000億円規模に達する見込みだ。