ハードディスク搭載のビデオカメラがなぜ、なかなか出て来ないのかと思っていたのですが、ようやくビクターから「エブリオ(Everio)」登場です。4GBのHDDを搭載し、2004年10月下旬発売予定です。グリップスタイルの「GZ-MC200」と、ポケットスタイルの「GZ-MC100」の2製品が登場します。価格はそれぞれ138,000円と128,000円です。
大容量4GB(DVDビデオカメラ用ディスク片面約3枚分)のHDDを採用した超小型ハードディスクムービー。DVD画質で約1時間の動画記録&写真画質の静止画!ムービーも写真もきれいな1台2役。大きく見やすい1.8型液晶モニター&光学10倍ズーム。
容量4GBでウルトラファインモードで撮影時間は約1時間だそうです。ファインなら1時間半、ノーマルであれば120分ということで、やたらと高画質を求めなければ、ファインかノーマルで良いかもしれません。また、SDメモリカードも使用できるということなので、少し長めの旅行で不安な場合は、1GBくらいのSDメモリカードを購入しておくと良いでしょうか(ノーマルで30分撮影可能)。もちろんハードディスクの交換もできますので、マイクロドライブを購入しておくのもアリです。
ただ通常はデジカメ撮影で、ここぞという時にビデオを撮っている感じだと、一回の旅行で1時間もあれば、我が家の場合は十分かもしれません。そう考えると、グリップスタイルよりも少し軽いポケットスタイルの方が良いかも。あー、でもグリップスタイルでも相当小さいし、安定感がありそうです。光学10倍ズームというのも心強いですね。
USB 2.0でPCに転送できますので、PCとの親和性は高いと言えるでしょう。またカードスロットがあれば、リムーバブルディスクをそのままPCに挿入することもできます。
初物買いはせずに、次モデルあたりを狙うか、後追いしてくる他社製品を狙うのが自分の中の鉄則なのですが、けっこうグラッとくる製品かもしれません、コレ。
●記録メディアは、1インチの超小型ハードディスク(着脱可能)&SDメモリーカードを採用
●動画記録方式は、DVDと同じMPEG-2:転送レート約9MbpsというDVD画質レベルでハードディスクに記録
●総画素数212万画素(動画有効123万画素)を活かした高画質記録で、大画面テレビに映しても充分な高精細・高画質映像を楽しめます
●見たいシーンへすばやくアクセス「動画インデックス」
●カメラ本体でカンタン動画編集「プレイリスト編集」
●撮ったらパソコンへ、デジカメ感覚の新しい動画活用ライフ
・DVD画質の映像を高画質のまま、パソコンへスピーディーなデータ転送が可能
●DVDレコーダーでお手頃ダビング!思い出を残そう
・付属のS/AVケーブルでご家庭のDVDレコーダーとエブリオを接続し、HDDに撮影した映像を簡単・手軽にDVDへダビング可能
●ハードディスクだから「重ね撮りの心配なし」「失敗したらすぐ削除」などこんなに便利!
▼GZ-MC200 ハードディスクムービー「エブリオ」
▼GZ-MC100 ハードディスクムービー「エブリオ」
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▼DVD画質で記録する超小型のHDDムービー「Everio」
画質面では難点もあるが、HDDに記録するメリットは大きい。最大のメリットは再生の自由度にあるだろう。DV方式のビデオカメラだと、出先で撮影の合間に再生をした場合、その後にきちんとシーンの最後にあわせておかないと大事なシーンを上書きして消してしまうといった失敗が多い。だが、HDDならば再生中でも、録画モードに切り替えれば上書きの心配もなく、録画が続けられる。