HP、iPodベースの音楽プレーヤー「HP Blue」提供へということで、ちょっとびっくり。
同氏は「これは『HPがiPodデバイスを再販する』契約だと当社は捉えている」とし、このデバイスは起動時にAppleロゴを表示し、iPod用のさまざまなアクセサリすべてと連係すると説明した。
iPodに対抗する製品を出す企業が多い中、なんとHPはAppleからOEMを受けることを決断。うーん、なんだか凄い。第3世代iPodと同じ設計と機能性で「HP Blue」という名前になるそうです。さらにコンシューマー向けPCにはiTunesまでプリインストールするそうです。いやはや。
HPのカーリー・フィオリーナCEOは、次のようにコメント。
「当社は素晴らしいデジタル音楽体験を提供するために幅広い選択肢を検討し、AppleのiPodとiTunesサービスが卓越しているとの結論に達した。Appleとの提携により、当社は世界最高のデジタル音楽製品をHPのデジタルエンターテインメント戦略に統合し、価値を高めるチャンスを得られる」
複数年の独占契約も結んでいるとか。
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同社は以前から、デジタル音楽プレーヤーと音楽販売ビジネスに参入する意向を示していた。
HP社は,Apple社の有料音楽配信サービス「iTunes Music Store」についても,HP製のデスクトップ・パソコンやノート・パソコンに専用ソフトをプリ・インストールして利用できるようにする。HPユーザーが手軽にデジタル音楽コンテンツを楽しめるようにするという。
一方、アップル社の競合相手の大多数――米ナップスター社、米ウォルマート・ストアーズ社、米ミュージックマッチ社、米ベスト・バイ社など――は、マイクロソフト社の占有技術であるWMAでエンコードされた楽曲を販売している。