2011年6月23日に「LINE」はメッセンジャーアプリとして誕生しました。丸9年。そして2020年6月23日の今日、サービス開始10年目へと突入します。
メッセンジャーアプリとして誕生し、生活に欠かせないアプリとなった「LINE」。ここ数年は決済サービス「LINE Pay」にも注力していました。
「LINE」の月間アクティブユーザー数は、2020年3月末時点で国内8,400万人です。
LINEの書籍を執筆したり、もちろん実生活でも欠かせないメッセンジャーアプリとなっている「LINE」ですが、10年目の観測範囲の空気感を残しておくと、周囲ではアクティブさが減ってきたかな‥‥という印象があります。
もちろん「LINE」でしか連絡を取れない人もいますが、以前ほど雑談しなくなったというか‥‥これはあくまでもぼくの観測範囲での話であり、そういう雑感メモですが、いの一番に「LINE」を開く人が減ってきたいうか‥‥。
どうなんでしょう? それは「LINE」に限らないのでしょうか。それとも、新型コロナウィルスで連絡を取りまくった結果、やや「LINE疲れ」「オンライン疲れ」みたいな状況になっているのでしょうか?
ぼくの観測範囲では、Facebookメッセンジャーでは引き続きアクティブなやり取りがあります。一時期「LINE」に流れていたグループが、Facebookメッセンジャーに戻っている印象もあります。
どうしても「LINE」の場合は複数端末からアクセスしにくいですから、ぼくの観測範囲の人たち(主にIT系)は、Facebookメッセンジャーの方が使いやすいということはあるかもしれません。
あ、もしかしてぼくが「LINE」で話しかけられなくなっているだけだったりして!? 怖い!!
「LINE Pay」もクーポンアプリへと舵を切ったということもあり、個人的にも決済は「Kyash(Apple PayのQUICPayに登録)」がメインとなっています。
相変わらず必要なツールではあるのですが、一時期の熱狂からは少し離れたような‥‥でもリリースから9年も経っているのですからね。生活必需品として、電話のような存在になったのかもしれませんね。
こういうタイミングがあると、過去の記事を振り返っています。
「LINE」手軽にグループチャットが可能なiPhoneアプリ(Android/携帯電話も可)というのは、2011年6月27日というリリース直後に書いたレビュー記事です。
当時は電話番号とSMSで認証するのは珍しかったですね。現在のように誰もが使うなんていうのは想像もしていませんでした。
しかし、半年くらいで状況が変わります。テレビCMで大きく変わりました。2012年1月13日に【今さら聞けない】無料通話&チャットiPhoneアプリ「LINE」の始め方という記事を書いています。
テレビCM効果で、IT系ではない一般の人たちの間に「LINE」が広がっていたのです。それまではIT系の人たちのクチコミでサービスが広がっていく、という流があったのですが、この時は逆の流れが起きていました。
今となってはテレビCMで爆発的にユーザー数を増やすというのは当たり前の方法となっていますが、当時としてはまだ珍しかったと記憶しています。
友だちを探すためにアドレス帳の情報をLINEサーバーに送るというのも賛否ありましたが、画期的でしたね。すぐにたくさんの友人たちと連絡が取れるという。
スタンプが送信できることにも感動していた!
「スマートフォンの電話機能はこれに置き換わっちゃうんじゃないの!?」とも書いていましたが、ぼく自身はそうなっていますね。
そういう意味では、やっぱり「LINE」は電話とメールをリプレースして、あって当たり前の普通の存在になったということなんだろうなぁ。
この頃は便利だった「ふるふる」も現行バージョンではなくなっています。QRコードに変わりましたね。
あって当たり前になった「LINE」。次の1年はどこに向かうのでしょうね。どんな世界を見せてくれるのでしょうか。