【那和秀峻の最新デジカメレビュー】 コニカミノルタα-7 Digitalという記事より。
このカメラはCCDシフト方式による手ブレ補正(AS=Anti Shake)が話題だが、使い込んでみると、それだけではない。コニカとミノルタの両社が合併することで初めて実現したデジタル一眼レフだが、第一号機にしては完成度が高い。
オリンパス、ペンタックス、さらにコニカミノルタと、冬のボーナスでデジタル一眼レフを購入しようと思っている人はかなり目移りしてしまうのではないかと思いますが、こうしたレビュー記事を読み込んで、自分の一台を見つけてください。特に「コニカミノルタα-7 Digital」はCCDシフト方式による手ブレ補正(AS=Anti Shake)が大きな特徴です。
この手ブレ補正は望遠mmだけでなく、広角でも効果的だ。いままではISO1600で撮っていた被写体が、ISO400で撮れる。それだけ画質のいい写真が撮れるわけだ。
▼Konica Minolta α-7 DIGITAL ボディ DG-7D
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トータルとしての感想は、機能、操作性、スピード、画質のどれもが満足できる内容だ。実売で20万円近いボディの価格は、目指すターゲットやカメラとしてのクラスが違うとはいえ、最近は10万円前後のデジタル一眼レフ機が増えているので、APS-Cフィルムサイズの610万画素デジカメとしては、少し割高な印象を受けるだろう。ただ、ほぼ全mmで手ブレ補正補正が働くことを考えれば、システム全体としては高くはないはずだ。
▼手ぶれ補正機能を内蔵したデジタル一眼レフ「α-7 DIGITAL」
撮影をして感じたのは、ぶっきらぼうにバシャバシャとシャッターを切っていくスタイルより、一枚一枚を大切にする撮り方が似合うカメラだということ。もちろん、秒3コマで12枚まで撮影できる速写性能を持ち合わせてはいるのだが、カメラと対話するような撮影スタイルがぴったりなのだ。
▼α-7 Digitalデビュー – αユーザもそうでない人もお待たせ!!
実際に使ってみての感想だが…… ファインダをのぞいていてもON/OFFの差がないので、撮影中はよく判らないと言うのが正直なところだ。しかし、撮影された画像を見ると確かに効果があることが判る。しかし、使用感としては、やはりファインダ像も安定するmm側実装のシステムの方がよい(※)。ただ、αシステムに手ぶれ補正機構を備えたmmはない。ここはαmmの使えない他のシステムと比較してもしょうがないと考え、素直にメリットを享受するべきだろう。