新宿駅から北に山手線でひと駅。新大久保駅周辺といえば、韓国料理の店が多い韓国カルチャーの色濃い地域として知られています。
しかし最近では多国籍化が進み、韓国料理だけでもなくなっているようです。「最近、ネパール料理が話題になっているらしくてさ」と友人に連れて行ってもらったのが「ネパール民族料理 アーガン(AANGAN)」です。
羊肉(マトン)を中心に様々なメニューを食べたのですが、初めて食べるネパール料理の美味しさに驚愕しました! しかも安い! 驚きのプライスは記事の最後で。
日本人にも美味しいネパール料理「アーガン」
新大久保駅の改札を出て右手に5分ほど進むと、道の左側の雑居ビルの4階に「ネパール民族料理 アーガン」はあります。
まずこの雑居ビルにたどり着くまでに驚いたのは、女子高生が多いこと。韓国料理のテイクアウト店がいくつかあり、そこにも行列ができています。
どうやら女子高生たちの目当ての1つは、韓国コスメらしいという話も聞きました。女子高生の韓国ブームに驚かされました。
ちなみに「ネパール民族料理 アーガン」の1階にも韓国料理のテイクアウト店があり、入口に女子高生がたくさんたむろしていました。
エレベーターで4階へ上がると、目の前に「ネパール民族料理 アーガン」はあります。
インド料理とネパール料理が一緒になっている店は見かけたような記憶がありますが、純粋にネパール料理だけの店というのは食べるだけでなく見るのも初めてかもしれません。そんなことないかな、気にしてなかっただけ?
とにかくネパール料理初体験です。
店内は思いのほか広く、しかも客席はかなり埋まっています。予約していることを告げると、入口すぐの混雑している席ではなく、奥のテーブル席へと案内されました。
こちらもけっこうな広さがあります。後から来たのも女性2人組だけだったのですが、予約していると奥の席‥‥なのでしょうかね。
「アーガン」のメニュー
ドリンクメニューはネパールのものが中心かと思いきや、普通に日本の生ビールや世界のウイスキーも置いています。ネパール人がネパール料理を食べにくると、やはりこういうのが好まれるのかな、と思ったり。
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もちろんネパールのドリンクもあります。ネパールのビールはネパールアイス550円、エベレスト600円、リアルゴールド550円(今はエベレストは未入荷とのこと)。
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他にもチャン600円、カシスラッシー500円、アイラ650円、ククリラム450円、ソムラス450円など、ネパールならではお酒もあります。これらは焼酎のようなお酒ですかね。
ノンアルコールだとチャイ350円、モイ300円、ラッシー350円、マンゴーラッシー400円など。
カクテル類もありますし、ワインもボトルが2,500円〜3,500円となかなかリーズナブルです。
ソフトドリンクも350円で各種ありますのでご安心下さい。
ネパールのお酒を使ったオリズナルカクテルもあります。500円。
続いて食事のメニューです。
ネワリボジセット1,680円、ネワリサマエバジセット1,280円、ネワリカザセット980円などなど、ワンプレートの食事セットが6種類ほどあります。
グループならあれこれ頼むのが良いのでしょうが、1人で食事となったら、こうしたワンプレートの食事がオススメなのでしょうね。
サラダ、和え物、ネパールのパンケーキ、ネパールのクレープ、そしてメニューとして独立としていて面白いと思ったのがジャガイモ料理。じゃがいもの漬物なんていうのもあります。
ネパールの一品料理はどれも見たことも聞いたこともないものばかり。パニプリ、サモーサ、乾麺のスパイシー和え、干しマトン料理、鶏肉のスパイス和え料理、牛肉や豚肉のスパイシー料理、串焼き料理など。
ネパールらしいのがモモという餃子のような料理だそうで、蒸しモモ、スープモモ、揚げモモなど、種類も豊富でした。モモの盛り合わせ1,480円を頼むと色々なモモが食べられて良いかも。
マトンタンのフライ、マトンの脳みそのフライなどがあるように、羊肉の料理も豊富です。羊肉好きにもオススメ。
〆にはカレー、焼きそば、ヌードルスープ、チャーハン、薄焼きパンなど、こちらもよりどりみどりです。
メニューを眺めると分かるのですが、どれも500円から1,000円しないくらいの価格帯で、非常にリーズナブルなのも嬉しいところです。
「アーガン」食べたもの&呑んだもの
「アーガン」で食べたり呑んだしたものをご紹介します!
まずはネパールのビール「ネパールアイス」です。
5.5%なので普通のビールのアルコール度数なのですが、南国のビールにあるような、水のように呑めてしまうビールでした。ゴクゴク系。
テーブルには唐辛子と塩が用意されていました。どの料理にも唐辛子をつけて食べるのが美味しかった!
最初に出てきた、干しマトンのフライです。スパイスをたっぷりとつけて食べるマトンが美味しい! 最初のおつまみにちょうどよいのではないかと思います。
この干しマトンを食べて「ん、この店は間違いないな!?」とみんなで実感しました。
普通に生ビールも呑んでみました。
多分、じゃがいものスパイシー炒めだったと思うのですが、これも1人で一皿食べられる美味さです。じゃがいもなのに。じゃがいもがどんどん進むという。
パクチーサラダ。これも普通に美味しかったです。
マトンのスパイス和え。このスパイシーなマトンも美味しかったなぁ。とにかくほんのりマトンらしさのあるマトンが美味いのです。臭みが全くなかったら、それはまた違ったものになってしまいますしね。このマトンらしさが重要です。
モモ。中は餃子のようになっています。鶏モモを想像しがちですが、小籠包に似てるでしょうか。これも美味しいのですが、そんなに量は食べられないので注文する時は注意です。
スープモモも頼んでしまい、オジさん4人でけっこう大変でした(1人は糖質制限ダイエット中だと言うし)。でも、美味しいんですよ!
今一度、ネパールらしいドリンクをということで、チャンに挑戦。どんな飲み物ですか? と店員さんに質問したら「マッコリみたいなもの」とのことですが、やや酸味の強いマッコリのようでした。
けっこう大きな器で出てきて、飲みごたえあります。
この日のナンバーワンだと呼び声の高かったのが、マトンタンのフライ。いやー、なんだこれ! こんな風にして食べるマトンは初めてだったのですけど、できたての熱々が美味いのなんのって!
ナンコツみたいな部位もあるのか、噛んでいるとコリコリしているところもありました。あっという間に皿から消えました。
薄焼きパン。これもソースをつけて食べるのが美味。
店員さんにオススメしてもらったパニプリ。真ん中の酸味がある汁を割った卵のような料理の中に注ぎ込み食べるのですが、これだけは日本では味わったことのない味でした。
汁だけだとけっこう酸味が強く、卵の中に入れてミックスされて完成、という感じでしたね。珍しいネパール料理ということだったら、パニプリがオススメでしょうか。
最後の鶏肉甘辛ソースはチリ味のチキンです。そんなに辛くはありませんでしたが、これまた箸の進む一品でした。
普通に中華料理にもありそうで、なんとなく文化の交差点‥‥的なことが頭を通り過ぎていきました。
「アーガン」の感想は、美味い! です。どの料理も美味い。そして安い。4人でそれぞれ2〜3杯くらいずつドリンクを呑んで、驚きの約11,000円でした。安すぎない!?
かなり満腹になりましたし、もう少しお酒を呑んだとしても、お会計はリーズナブルに収まりそうな気がします。
初めてのものを食べてみたいとか、羊肉が好きな人には、ネパール料理はいかがでしょうか? 美味しかったですよ!
ごちそうさま!!!!!
まとめています→【東京】羊肉・ラム・ジンギスカンの店【オススメ】
「アーガン」のアクセス・予約
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住所:東京都新宿区大久保2-32-3 リスボンビル4F