携帯キャリア事業への新規参入を発表していた楽天ですが、正式に参入が認められています。ドコモ、au、ソフトバンクに続く第4のMNOとなります。2019年10月のサービス開始を目指すとしています。
楽天の携帯電話事業参入が決定、1.7GHz帯でという記事になっていました。
総務省が進めていた1.7GHz帯と3.4GHz帯における携帯電話用の周波数の割当について、新規参入を表明して注目を集めていた楽天に、1.7GHz帯の免許が付与されることが決定した。
気になる料金プランは、ひとまずはMVNOの「楽天モバイル」の価格帯を継承する見込みとのことです。10年後の2028年度末までに契約者数1,000万契約を目指します。
申請の4者について、すべて第1希望の周波数帯が割り当てられることになった。1.7GHz帯については、1805~1825MHzをKDDI・沖縄セルラーが、1825~1845MHzを楽天が利用する(対応する上りの20MHz幅も獲得する)。
楽天の携帯電話参入 国が認定へという記事によると「全国をカバーする設備投資には時間や費用がかかるため、NTTドコモなどほかの携帯電話会社から回線を借りる交渉を急ぐ方針」とのこと。
楽天が当初はローミングでエリア展開を補完するという検討および方針については「いずれは(すべて)独自でやってほしい」という条件がついているそうです。
大手キャリアはドコモ、au、ソフトバンクで動かないものと思っていましたが、楽天の参入でどんな競争が起きるでしょうね。毎月数千円を支払うとすれば、楽天スーパーポイントも貯まりやすいはずですし。
料金に関しても「楽天は大手3社を下回る料金を検討」という話もあるので期待が持てますね。
「基本的に格安スマホ事業のユーザーは、システム的な準備が整いしだい、順次、新サービスに移ってもらう」ということですが、キャリアとして格安スマホも手がけることになるのでしょうか。
■関連記事
▼楽天の携帯キャリア参入で気になる「料金」と「ネットワーク」 – ITmedia Mobile
屋内でも電波が通りやすい、1GHz帯未満の「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯を確保していないのもネックだ。900MHz帯取得前のソフトバンクや、800MHz帯非対応のau「iPhone 5」の通信品質が(場所によって)いまひとつだったことは記憶に新しい。この点は、楽天が大手キャリアのネットワークをローミングする形でカバーするのが現実的だ。