【サーターアンダギー】首里の方言で「砂糖油揚げ」のことだった

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沖縄には何度も足を運んでおり、行けば沖縄のドーナツともいえる「サーターアンダギー」を食べています。素朴な味が美味しいですよ。特に石垣島の「さよこの店」はオススメ。

さて、そんな「サーターアンダギー」の語源て、考えたことありませんでした。沖縄の方言で「サーターアンダギーという食べ物」だと思っていたのですが、なんとこれが実は「砂糖油揚げ」が首里の方言で訛ったものだというのです!

びっくり! ということで、『サーターアンダギーは謎の名詞ではなくただ訛っているだけ』という豆知識「r音がd音になるのはよくあることで…」としてまとめられていました。

「サーターアンダギー」というのは謎の名詞ではなくて、
「砂糖油揚げ」が訛っているだけです

さとうあぶらあげ、さとうあぶらあげ、さとうあぶらあげ‥‥サーターアンダギー‥‥「ダ」がどこから出てきたのか謎ですが、これは次のように予測している人がいました。

r音がd音になるのはよくあることで、子供はダ行とラ行を混同します。和歌山ではカラダをカダラと発音する方もいます。
また、b音は口を閉じますからこれもm音に近くアブラがアムダとなり、アンダーになったのではないでしょうか。
言語学者でもなんでもないただの予想ですが

— いなば 美しき王妃の謎❤ (@soonsoul) 2018年3月4日

いずれにせよ「サーターアンダギー」とは「砂糖油揚げ」のことだったのです。

サーターアンダーギー – Wikipediaでは次のように説明されています。

首里方言で、サーターは砂糖、アンダーギーはアンダ(油)+アギ(揚げ)+語尾を伸ばすことで「油で揚げたもの」という意味になる。

r音とd音の混同かどうかは分かりませんが、沖縄では油のことをアンダと呼ぶのですね。

沖縄というと「アンダンスー」という油味噌の料理がありますが、これもアンダから紐解くことができます。「アンダは油、ミスーは味噌の意味」なのです!

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「サーターアンダギー」も「アンダンスー」も一般名詞ではなく、それぞれに意味があったのですね。

ちなみに「ティーアンダ」は手の油。「料理を特に念を入れて作ること」だそうです。「アンダカシ」は油かす。「アンダグチ」は油を塗ったようななめらかな甘言、お世辞がうまいことだそうです。

これは勉強になりました!