西武・森慎二コーチの死因は溶連菌による敗血症

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2017年6月28日に西武ライオンズの森慎二コーチが42歳という若さで急死されました。多臓器不全と伝えられていたのですが、急に亡くなったことで何が原因なのだろうと思っていたところ、溶連菌の感染による敗血症だったということです。西武・森慎二コーチの死因は「溶連菌の感染による敗血症」 父親が明かすという記事になっていました。

森コーチの父親によると「本人の死因に関しては、毒性の強い溶連菌の感染による敗血症でした。

森慎二コーチの父によると「手術室に入る前、本人は少し手などはむくんでいたけど『行ってくる』と普通に話をしていたぐらい」だったそうで、そのまま亡くなってしまうとは思っていなかったようです。

溶連菌とは?

溶連菌と聞くと、子供たちが小さい時にかかっていたな‥‥というイメージです。溶連菌感染症 – Wikipediaによると、一般的には「化膿レンサ球菌による感染症」で「家族内や学校および幼稚園・保育所、会社など、集団生活を行うヒトの間で広く保菌されて」います。

ひとくちに溶連菌感染症といっても、急性感染症と毒素性疾患などがありますが、急性咽頭炎・急性扁桃炎から伝染性膿痂疹(とびひ)、壊死性筋膜炎、猩紅熱、毒素性ショック症候群など様々な症状があるようです。

溶連菌感染からの敗血症ということなので、森慎二コーチは壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)だったのかもしれません。

溶連菌急性感染症の最も重症な病型であり、後述する毒素性ショック症候群とともに「劇症型溶連菌感染症」と呼ばれる。きわめて急速に進行する軟部組織の感染症であり、典型的な例では指先や足先など四肢の末端部から、1時間に数cmもの速さで壊死が進行する。

一般に人食いバクテリア感染症と呼ばれることのある疾患のひとつで、壊死組織を手術で取り除く必要があります。敗血症の状態で多臓器不全に至ります。敗血症は「感染に対する制御不能な生体反応に起因する生命を脅かすような臓器障害」です。

子供の溶連菌感染症に関しては、こどもに多いのどの病気 溶連菌感染症のおはなしが参考になります。

42歳というのは本当にお若い‥‥直前まで元気だったというのが、なんともいたたまれない気持ちになります。心よりご冥福をお祈りいたします。