ファミレスは基本的には何時間いても大丈夫なチェーンが多いという話を聞きました。それはお客さんによって食べるスピードが違ったりもするから、食事を楽しんでもらうためには時間制限は設けない、という理由からでした。「時間制限がなくても本当に長居する人はそこまで多くないから問題ないんだろうな」と思ったのですが、長居する人がいる、いないとは関係なしに、儲かるかどうかは店としては大事な話です。
コメダ珈琲は居心地が良いから好きですが、その居心地の良さから長居するお客さんが多いのも事実。しかし、コメダ珈琲は東証一部に上場するほどなのです。長居するお客さんが多いコメダ珈琲が儲かる理由とは? ということで、「コメダ珈琲店」はなぜ客が長居しても儲かるのかという記事になっていました。
コメダの場合は郊外型なので、午前中の高齢者、昼時の子連れ主婦、午後は商談のビジネスパーソン、夕方には学生で、夜となると食事の家族客となっている。つまり朝から夜まで、全時間帯でまんべんなく客席が回転することで、平均滞在時間の長さという不利を補っているのだ。
ズバリ、こういう理由でした。
例えば町の喫茶店だとお客さんがいない時間帯というのもありそうです。そこをコメダ珈琲の場合は、時間帯によってやってくる客層が違うので、長居する人がいたとしても常に満遍なくお客さんが入っている状態になっているため、儲かるのだそう。
郊外型で駐車場があり店舗の席数が多いこと、そしてメニューがボリュームがあってお得感があることなど、コメダ珈琲が好かれるベーシックな理由があるからこそ、だと思いますが。
ちょっと驚いたのは「もちろん豆と焙煎、抽出にこだわっているが、専用工場での製造であり店で淹れるわけではない」というところ。コメダ珈琲のコーヒーは店舗では淹れてなかったのですね!
なるほど、コメダ珈琲というのは喫茶店といいつつ、郊外型のファミレスに近いのでしょうか。それでいてドリンクバーはないので客単価は高さを維持しつつ、長居する場合にはそれなりに追加注文もあるでしょうし。
コメダ珈琲に関しては次のような記事を書いているのですが‥‥
見ている人たちはちゃんと見ていたということなんですね。