日本酒「紀土(きっど)」で知られる平和酒造が、クラフトビール作りに進出し、大阪のビールフェアでペールエールなど3種類を披露したそうです。その名も「HEIWA CRAFT(ヘイワ クラフト)」です。「紀土」印 伏流水ビールという記事になっていました。
日本酒「紀土きっど」の銘柄で知られる海南市の「平和酒造」が地ビール造りに乗り出し、30、31の両日に大阪市で行われるビールフェアで初披露する。貴志川の伏流水を使った「ペールエール」など3種類。
社内の井戸から汲み上げる伏流水から作られる3種類のビールは、次のようになっています。
ホップの香りと苦みが特徴の「ペールエール」
柔らかな飲み口の「ウィートエール」
県産の甘夏果汁をブレンドした「夏みかんエール」
いずれもエールビールで、ビール醸造は東京農工大出身で入社5年目の高木加奈子さんが担当しているそうです。
そもそも平和酒造がクラフトビール作りに進出した理由ですが「日本酒の仕込みは冬に行うため、閑散期の夏場を活用」するためとのこと。
当初、ビールを造るタンクの冷却温度を間違え、凍らせるミスをしたこともあったが、温度管理に気をつけ、酵母の状態を見極めるなど試行錯誤を繰り返し、1年がかりでコツを覚えた。
日本酒の酒蔵がビール醸造するというのは聞いたことがありませんでしたが、夏と冬の閑散期を利用できるとあれば、同様の取り組みをする酒蔵も増えてくるかもしれませんね。
「HEIWA CRAFT(ヘイワ クラフト)」ペールエールの味は?
平和酒造のクラフトビールは「Craft Beer Live | 関西地ビールまつり」で披露されており、Twitterのツイートで飲んだ人の感想もあがっていました。
1杯目はHEIWA CRAFT(和歌山)のホワイトエールでかんぱ〜い