撮影した後にピント調整ができるデジカメとして話題になったLytro Light Field Camera「LYTRO ILLUM」が、Amazonで予約受付を開始しています。価格は213,840円、発売日は2014年12月12日です。
Lytro社 は、レンズに入る光線の向きまで記録する Light Field (光照射野) 写真技術を商用化する米国企業。スタンフォード大の研究者 Ren Ng氏が中心となって2009年に創業したのち、2012年に第一世代のLytroカメラを発売しました。
35mm換算で30〜250mmの光学式ズームレンズ、F値は全域で2.0、4インチチルト式モニター、解像度4,000万画素、1/4000秒シャッターといったスペックですが、何よりの特徴は後からピント調整ができるというところでしょう。
従来のカメラが特定の被写界深度とフォーカスで一枚の画を切り取るのに対して、ライトフィールドカメラはレンズに入る光の束を方向まで含めてまるごと記録するそうです。そのおかげで、後からピント調整をしたり、立体写真ができるそうです。
決して安いデジカメではないのですが、これでないと撮れない写真がある訳です。
▼Lytro Light Field Camera ライトフィールドカメラ LYTRO ILLUM (イルム) 9.5‐77.8mm F2.0 LYTRO ILLUM