川崎市のバイオベンチャーの開発したがん治療薬が、特定のタンパク質の働きを邪魔して、肺がん細胞を消滅させる効果があることが確認されたそうです。がん治療薬の効果確認 米シカゴ大の中村教授らという記事になっていました。
開発中のがん治療薬が、特定のタンパク質の働きを邪魔して肺がん細胞を消滅させる効果があるのをマウス実験で確かめたと、米シカゴ大の中村祐輔教授らのチームが22日、米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。
このタンパク質は肺がんだけでなく、乳がんなど様々ながん細胞の増殖に関わっており、マウス実験だけでなく、人間にも効果があることが分かれば、画期的ながん治療薬になるかもしれません。
「マウス実験でもこれほど効果があるのは珍しい」と中村教授はコメントしており、2015年秋にも人間への臨床試験が開始する予定とのことです。人間でも効果が確認できますように。