老眼鏡を導入してみた話 〜混ぜるな危険の説明が読めなくてヤバいと思ったので

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50歳になったのを機に、日に日に身体にガタがきているのを感じます。すっかりアルコールに弱くなりましたし、長く寝ることができなくなりましたし、何より老眼が進んできました。

「これが老化か!」と日々の変化を楽しんでいる部分もあるのですが、日常生活において「これはちょっと危ないな」と思うことがあったので、ダイソーの老眼鏡を試してみることにしました。

老眼鏡は無造作

役所に行って書類に記入しようとすると「ご自由にお使いください」のような感じで、老眼鏡が無造作に置いてあるのを見かけたことがある人も多いはずです。

あれ、不思議だったんですよね。今はコンタクトレンズですけどメガネをかけていたこともあって、自分用に度数とか細かく調整するわけじゃないですか。

それから考えると、老眼鏡って自由だなぁ、と思っていたんです。どういう仕組になっているんだろうな、と。

でも、それだけ自由な仕組みなら、例えばダイソーで100円で購入してお試しするのも良いのでは、と思ったんですね。いきなりちゃんとしたものを購入するよりも。

老眼鏡を必要としたきっかけ

そもそも、なぜ「老眼鏡が必要だ!」と思ったか、についても書き記しておきます。それはトイレ掃除をしている時でした。

トイレ掃除には洗剤を使いますが、特に気をつけているのは「混ぜるな危険」です。塩素タイプと酸性タイプの洗剤を混ぜて使ってしまうと、有毒な塩素ガスが発生し、最悪の事態が起こりえます。

そのため、注意書きを読もうと思ったんですよ。読もうと思ったのですが、読めなかったんですよ! フォーカスが合わなくて!

これまでも老眼はだましだましやり過ごしていた感じでしたが、さすがにこれは命に関わるなぁ、と。

コンタクトレンズだって老眼が

実は1年ほど前に購入したコンタクトレンズから、老眼鏡の機能を入れています。日常生活では問題を感じなかったのですが、iPhone 14 Proでマンガを読もうと思ったときに「字が小さい!」と感じることが増えてはいました。

しばらく継続して見つめていると徐々にフォーカスはあってくるのですが、時間もかかるしなかなか面倒です。自由にならない自分のアイ。老眼というのは、そういう近くのフォーカスが合いにくくなってくるものらしいですね。

そこでコンタクトレンズにも老眼鏡の機能を導入し、しばらくは快適な生活を送っていたのですが“老い”は待ってはくれません。コントロールできない場分のオイ。

ついには、老眼鏡の機能入りコンタクトレンズでも見えにくいシーンに遭遇するようになってきました。

そこにきての、トイレの洗剤事件です。

そうだ、老眼鏡を買おう。

身の危険を感じたことは先述した通りです。

パソコンで作業をするとか、クルマを運転するとか、ほとんどの日常生活では全く不便は覚えていないのです。とにかく手元の字だけが読みにくい。

ということで、ダイソーでも老眼鏡を売っていると聞き、老眼鏡を購入してみました。110円です。

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「ボストン」とメガネのスタイルが書いてある通り、フレームにはいくつか種類がありました。さらに度数も複数パターンがあります。ぼくは試したところ、一番軽い+1.0がぴったりでした。

で、実際に老眼鏡を試してみて分かったのですが、形こそメガネですけど、これって機能としては拡大鏡ですね!?

iPhoneを見るときに、やや拡大して表示されるのですよ。度数が上がるとより大きくなります。ズームします。

むかし曾祖母が虫眼鏡を使って新聞を読んでいた記憶があるのですが、簡単にいうと、あのメガネ版ともいえるでしょうね。

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よく考えると「ハズキルーペ」というのが話題になりましたけど、あれなんてまさに“ルーペ”ですもんね。手元にあるものを拡大する役目を持ったメガネの形状をしたルーペである、と。

実際の使用感として

ダイソーのものだからどうか分かりませんが、手元のある一点を集中して見るのには良いのですが、視線をずらすと世界がグラグラとして酔いそうです。

日常生活では老眼鏡を必要とするシーンはほとんどないので、あくまでも手元のみの使用に留めようと思います。そういう用途では、今のところ快適に使えています。

もっと老眼が進んできたら老眼鏡も手放させなくなり、おでこあたりに引っ掛けておいて「メガネ、メガネ」なんていうときもやってくるかもしれませんね。楽しみです。